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2022/04/05

ネオモバのデメリット・注意点

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)のデメリット・注意点について解説します。使い勝手が良く口座数が急激に伸びているネオモバですが、コストや銘柄についてのデメリットや注意点もあります。初心者にもわかりやすく解説しますので、メリットだけでなくリスクも把握した上でサービス利用を検討しましょう。

ネオモバとは

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)とは、スマホで少額から株式投資を行うことができるサービスです。通常日本の株式投資を行う際は100株単位(1単元)で購入するのが基本ですが、ネオモバでは1株(単元未満株)から購入・売却を行うことができる上、Tポイントを株価購入の費用として使うことができます。貯めたTポイントで500円分だけ株を買うということが可能なので、投資初心者の方に特に人気があります。またネオモバでは、個別の株式だけでなく、ETF、REIT、IPO、FXの売買が可能です。2019年4月にサービス提供が始まりまだ2年あまりですが、2021年1月には口座開設数が50万を突破しており、非常に注目されているサービスです。

参考:ネオモバ公式HP

ネオモバのデメリット・注意点

ネオモバは1株から株を購入できるなどメリットが多くありますが、デメリットや注意点もあります。ネオモバを利用する際には、以下の点を把握した上で利用するようにしましょう。

参考記事:『 ネオモバとは?始め方からメリットまで解説

1. 月額利用料金が発生する

ネオモバは株式の売買に対する手数料は無料ですが、月の取引金額に応じて下記の月額利用料金がかかります。

月間の約定代金合計額 サービス利用料(税込)
0円〜50万円以下 220円
50万円超~300万円以下 1,100円
300万円超~500万円以下 3,300円
500万円超~1,000万円以下 5,500円
以下、100万円ごと 1,100円が加算(上限なし)
※2022年2月現在

高額ではないとはいえ、月額料金が固定でかかるのは注意点と言えます。ただし、ネオモバは毎月翌月末まで使える期間固定Tポイントが200ポイント付与されるため、月50万円以内の取引であれば実質の負担額は20円となります。また、もし取引を行わない月がある場合には休会手続きも可能で、手続きを行えば月額手数料はかかりません。

少額からの株式売買に向いたサービスなので、恐らく月50万円以上の取引を行う人は少数かと思いますが、50万円を超える場合は急に月額料金が5倍になりますので注意が必要です。

※期間固定Tポイントはネオモバ内の株式購入にのみ使えるポイントで、その他の買い物には使えません。

※休会手続き中は期間固定のTポイントはもらえません。

2. 投資信託や海外株式、債券などは購入できない

ネオモバでは、他の大手証券会社などで購入できる投資信託や海外株、債券などは購入することができません。「初心者でも簡単に少額からスマホだけで売買ができる」という点に特化したサービスのため、他の証券会社と比べると取扱商品数が少ないのはデメリットと言えます。しかし1株から購入できる銘柄の数は約3,500と少額投資のサービスの中ではトップクラスなので、株式に関しては購入したい銘柄がない、ということは少ないでしょう。

3. リアルタイムで売買ができない

ネオモバで単元未満株を売買するときは、以下のルールで購入、売却が行われます。最短でも手続きをしてから2時間程度のタイムラグが発生するため、正確な約定金額は購入までわかりません。少額からコツコツ長期積立投資のような形で運用を行うならほぼ問題はありませんが、デイトレーダーのように短期売買を行いたい場合はネオモバは不向きであると言えるでしょう。

■ネオモバの単元未満株の注文時間と約定価格

0:00~10:30に注文した場合→当日の後場始値(12:30時点の値)で買付または売却

10:30~21:30に注文した場合→翌営業日の前場始値(9:00時点の値)で買付または売却

21:30~24:00に注文した場合→翌営業日の後場始値(12:30時点の値)で買付または売却

※単元未満株だとタイムラグのある成行注文しかできませんが、単元購入であればネオモバでも指値注文が可能です。

※同じように少額から株の売買ができるLINE証券では、少額の売買でもリアルタイムでの注文が可能です。売買のタイミングを重視される人は、LINE証券の利用も検討してみてください。

4. NISAに対応していない

ネオモバは株式売買での利益が非課税になるNISAには対応していません。NISA枠での運用を行いたい場合は、他の証券会社で口座を開設する必要があります。

5. アプリが使いにくい

ネオモバには専用のアプリがあります(ネオモバ株アプリ)。自分の資産額の推移がわかりやすいなど良い点もあるのですが、株の検索や売買にはあまり使い勝手がよくないという評判があります。ウェブサイトへの遷移が多く、スムーズに利用できない点が不評となっているようです。アプリで株の売買ができるというのは便利ではありますが、今後の改善が期待されます。

※パソコンからでも株式の売買は可能ですが、ネオモバのサービスの一つである「ひとかぶIPO」はアプリからのみ応募が可能です。

6. クレジットカードでしか支払いができない

ネオモバの月額利用料はクレジットカードでのみ支払いが可能なので、クレジットカードを持っていない人は注意してください。

※一部のプリペイドカードでも支払い可能です。

7. 即時入金できるのは住信SBIネット銀行のみ

株の購入を行う際はすぐ入金できる即時入金が便利ですが、ネオモバでは即時入金できるのは住信SBIネット銀行のみとなっています。住信SBIネット銀行の口座を持っていない人は銀行振込となりますので、数時間~数日のタイムラグが生じます。購入したいと思ったときにネオモバの口座資金が足りないということのないように、残高は余裕を持って入金しておきましょう。

ネオモバは手軽さゆえのデメリット・注意点も多い

ネオモバのデメリット・注意点を解説しました。ネオモバは気軽に株式投資が経験できるサービスですが、その分デメリット・注意点もあるのでしっかり確認して利用しましょう。

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