2022/09/26
【2022年】ふるさと納税サイトおすすめ徹底比較!各社の特徴からよくある疑問まで
ふるさと納税サイトについて、おすすめのサイトを徹底比較します。ふるさと納税を始めたいと思っているけれど、どのサイトから申し込むべきか決めかねている人は多いのではないでしょうか。この記事ではふるさと納税の仕組みから、利用の流れ、おすすめサイトごとの特徴、よくある疑問まで初心者にもわかりやすく解説します。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税とは、自分が産まれたふるさとや応援したい自治体に寄付ができる制度です。人口減少による税収の減少への対応や、地方と大都市の格差是正を目的として2008年5月から制度がスタートしました。
所定の手続きを行うと、寄付金のうち2,000円を超える部分について所得税の還付、住民税の控除が受けられます。寄付金の使い道を自身で指定することができ、地域の名産品などのお礼の品がもらえるという魅力的な仕組みです。
参考記事:『 ふるさと納税の限度額とは?仕組みや控除額の計算方法まで解説 』
ふるさと納税サイトを選ぶポイント
ふるさと納税サイトはたくさんの種類があります。どのサイトからふるさと納税を行えばいいかわからないという場合は、以下のポイントを見ながら自分に合ったサイトを見つけてみましょう。
1. どんなポイントが貯められるか
ふるさと納税サイトはサイトによって、楽天ポイント、Amazonポイント、マイルなどが特典として還元されます。自身で貯めているポイントがあれば、ふるさと納税サイトもどのポイントが貯まるかを基準に選ぶと良いでしょう。
2. どんなキャンペーンをやっているか
ふるさと納税サイトは、時期によってキャンペーンを行っている場合があります。期間限定でポイント還元率が上がったり、寄付金額に応じてAmazonギフト券をもらえるなどサイトごとに様々なキャンペーンがありますので、ふるさと納税を行うタイミングでどんなキャンペーンをやっているかを確認してみると良いでしょう。
3. 登録されている自治体の数が多いか
ふるさと納税サイトはサイトによって、登録されている自治体の数が異なります。欲しい返礼品や寄付したい自治体が決まっている場合は、そのサイトに掲載されているかどうかを確認する必要があります。まだ寄付先が決まっていないという人は、なるべく多くの自治体が登録されているサイトを選ぶとよいでしょう。
4. 希望する決済方法が使えるか
ほとんどのふるさと納税サイトは、クレジットカード決済を使うことができます。しかしもし他の決済方法を希望する場合、サイトごとに使える決済方法がかなり異なりますのでよく確認する必要があります。例えばふるさとチョイス、さとふるではクレジットカード決済以外にもキャリア決済やコンビニ決済、楽天ペイなどが利用可能です。
ふるさと納税5大おすすめサイト徹底比較
2022年現在、ふるさと納税を行えるサイトは約20あります。それぞれに特徴がありますが、ここからはOpenMoney編集部おすすめのサイトを5つご紹介します。サイトの特徴を把握して、よりお得に寄付を行えるサイトを活用しましょう。
1. 楽天ふるさと納税
「楽天ふるさと納税」は、2015年7月にオープンしたサイトです。楽天会員IDを使用することで楽天市場でのお買い物と同じ感覚で寄付を行うことができるため、楽天で普段からお買い物をしている人には一番おすすめできるサイトとなります。楽天市場でのお買い物と同様、寄付金額の1%分の楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントは楽天市場など他の楽天のサービスにて利用することができます。また、「SPU」と呼ばれるプログラムを利用すると、ポイントの還元率が最大約15%となり、お買い物マラソンや楽天スーパーセールなどその他のキャンペーンと併用することで最大約30%という驚異の還元率になります。楽天のキャンペーンの情報をチェックしながら、一番お得なタイミングで寄付を行うとよいでしょう。
参考:楽天SPUサービス概要
掲載自治体数 | 1,280 |
ポイント還元 | あり |
もらえるポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1%~最大30.5% |
特徴 | 楽天お買い物マラソン、楽天スーパーセール時に買い回り店舗の一つとしてカウントされる。キャンペーンを利用すれば高還元率になるのも魅力。 |
サイトURL:楽天ふるさと納税
2. ふるさとチョイス
ふるさとチョイスは、ふるさと納税サイトの中でも一番の老舗のサイトです。利用者数、掲載自治体数、返礼品数ともにNo.1なのでより多くの自治体、返礼品の中から選びたいという人にはおすすめです。サイト上には日本にあるすべての自治体が掲載されており(寄付の申込を受け付けていない自治体も掲載されています。)、情報量の多さが圧倒的です。しかし寄付金に応じての還元ポイントサービスなどはなく、お得感は少ないかもしれません。
ふるさとチョイスはふるさと納税のブームの火付け役とも言える存在で、ふるさとチョイス限定で掲載されている返礼品も多くあります。掲載数が多すぎて検索が若干わかりにくい点はありますが、たくさんの返礼品の中から選ぶ楽しさを是非味わってみてください。
掲載自治体数 | 約1,600 |
ポイント還元 | なし |
もらえるポイント | - |
ポイント還元率 | - |
特徴 | 掲載自治体数、利用率No.1。ポイント還元はないが、豊富な情報量が魅力。 |
サイトURL:ふるさとチョイス
3. ふるなび
ふるなびは、東証一部上場のIT企業アイモバイルが運営するふるさと納税サイトです。掲載している自治体数はそこまで多くないものの、電化製品や商品券など他のふるさと納税サイトにはあまり載っていないような返礼品が多く揃っているのが特徴です。寄付金額が大きい人に特におすすめのサイトになります。
また、ふるなびは寄付金額に応じて「ふるなびコイン」と呼ばれる独自のコインの還元があります。ふるなびコインはAmazonギフト券やPayPay残高などに交換が可能で、キャンペーン時には通常1%の還元率が最大7%になるなどお得なキャンペーンも開催しています。
掲載自治体数 | 727 |
ポイント還元 | あり |
もらえるポイント | ふるなびコイン(Amazonギフト券やPayPay残高に交換可能) |
ポイント還元率 | 1% |
特徴 | 他のサイトでは掲載していない電化製品・金券などの返礼品も掲載 |
サイトURL:ふるなび
4. さとふる
さとふるはソフトバンクグループが運営しているふるさと納税サイトです。ポイント還元制度はないですが、返礼品の発注や発送をさとふる自身で請け負っているため、返礼品の発送が他のふるさと納税サイトよりも素早いのが特徴です。通常ふるさと納税サイトから返礼品を申し込むと到着まで約1ヶ月~2ヶ月かかることが多いですが、さとふるの場合は1週間~2週間で到着可能なケースが多いようです。魅力的な返礼品を早く届けてほしいという要望のある人にはぴったりのサイトです。
掲載自治体数 | 977 |
ポイント還元 | なし |
もらえるポイント | - |
ポイント還元率 | - |
特徴 | 返礼品の到着が早い |
サイトURL:さとふる
5. ふるさとプレミアム
ふるさとプレミアムは比較的新しいふるさと納税サイトですが、Amazonギフト券への還元キャンペーンが充実しており注目されているサイトです。エントリー後に寄付を行うことで、寄付金額の6~7%のAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを常設で行っています。登録されている自治体の数は多くはないですが、還元率が高いのでAmazonをよく利用する人には特におすすめのふるさと納税サイトです。
掲載自治体数 | 103 |
ポイント還元 | あり |
もらえるポイント | Amazonギフト券 |
ポイント還元率 | 6%(エントリーが必要) |
特徴 | 掲載数は少ないが、高い還元率が魅力 |
サイトURL:ふるさとプレミアム
その他ポイント還元があるふるさと納税サイト
おすすめのふるさと納税サイトを5つご紹介しましたが、他にも様々なふるさと納税サイトがあります。紹介した以外のサイトでポイント還元があるものを以下に記載しますので、もし貯めているポイントがある場合は参考にしてください。
サイト名 | 貯まるポイント |
ふるさと本舗 | Amazonギフト券 |
ANAのふるさと納税 | マイル |
au PAY ふるさと納税 | Pontaポイント |
こんな人におすすめ【まとめ】
サイト名 | こんな人におすすめ |
楽天ふるさと納税 |
・楽天市場を利用している人 ・とにかく還元率高く寄付を行いたい人 |
ふるさとチョイス |
・たくさんの商品の中から選びたい人 ・利用実績が多いサイトで寄付を行いたい人 |
ふるなび | ・食品以外の返礼品を探している人 |
さとふる | ・返礼品を早く受け取りたい人 |
ふるさとプレミアム | ・Amazonを利用している人 |
ふるさと納税に関するよくある質問
ここからは、ふるさと納税に関するよくある質問とその回答を記載します。ふるさと納税の仕組みをよく理解して、納得して制度を利用しましょう。
1. 寄付金額の上限は?
ふるさと納税は、自治体に寄附を行った際、寄附金額の2,000円を超える部分について翌年所得税と住民税から全額が控除されるという制度です。この控除を受けられる金額には上限が決まっています。寄附の上限額は納めている税金の金額によって異なり、家族構成や世帯年収、すでに受けている税金控除の金額によっても変わってきます。寄附金額の上限目安は以下図の通りとなっていますが、実際の控除額は寄附した年の所得に応じて変わってきますので注意してください。
寄附金額上限の計算式
課税総所得金額 | 全額控除されるふるさと納税の上限額の計算式 |
195万円以下 | 所得割額(※)×23.558%+2,000円 |
195万円超330万円以下 | 所得割額×25.065%+2,000円 |
330万円超695万円以下 | 所得割額×28.743%+2,000円 |
695万円超900万円以下 | 所得割額×30.067%+2,000円 |
900万円超1,800万円以下 | 所得割額×35.519%+2,000円 |
1,800万円超4,000万円以下 | 所得割額×40.683%+2,000円 |
4,000万円超 | 所得割額×45.397%+2,000円 |
(※)所得割額…課税総所得金額の10%が目安となります。
年収に対する目安金額(独身の場合)
年収 | 寄附金額上限 |
300万円 | 28,000円 |
500万円 | 61,000円 |
1,000万円 | 176,000円 |
1,500万円 | 389,000円 |
2. いつまでに寄付を行えばいい?
ふるさと納税の寄附の申込は一年中いつでも可能です。しかし、翌年の所得税・住民税の還付・控除を受けるためには年内(12月31日)までに寄附の申込を済ませておく必要があります。しかし年内に申込をしていても、入金手続きなどに時間がかかってしまうと今年の寄附分として処理できなくなってしまう場合があります。自治体によっては12月の早い段階で寄附の締め切りを設定しているところもありますので、申込を行う際は12月までには余裕を持って行うようにしましょう。
また、ワンストップ特例制度(確定申告不要で税金の控除を受けられる制度)を利用する場合は、翌年の1月10日までに各自治体へ申請書を送付する必要があります。申請書については各ふるさと納税サイトにてダウンロードできますので、制度を利用する場合は送付を忘れないようにしましょう。
3. 同じ年に複数のふるさと納税サイトを利用しても大丈夫?
ふるさと納税サイトは、複数のサイトを利用して寄附を行っても問題ありません。サイトごとに返礼品に特徴があるので、それぞれのサイトで気になる返礼品があれば都度申込を行いましょう。ただし、複数のふるさと納税サイトを利用する場合は自分の寄附金額の上限を超えないように気をつけること、ワンストップ特例制度を利用する場合は寄附する自治体を5つまでに抑える必要があるということを把握しておきましょう。
お得なふるさと納税サイトを活用しよう
おすすめのふるさと納税サイトについて解説しました。お得に節税できるふるさと納税制度ですが、日本全体で制度を利用している人はまだ約10%と少数派です。是非この機会に自分に合ったサイトを見つけ、制度を活用してみてください。