2022/09/13
Mastercard(マスターカード)の人気クレジットカードおすすめ10選
クレジットカードを選ぶ際に大切なポイントの一つとなるブランド。どのブランドを選択するかによってその使用感も変わってきます。こちらの記事では、世界シェアNo.1のVISAと並ぶ加盟店数で世界中で便利に使える「Mastercard」についてその歴史や特徴、おすすめのカードを解説します。
世界中どこでも便利に。Mastercardは初めての一枚にもおすすめ
VISAと並ぶ知名度を誇るMastercard。Mastercardは決済機能に重きを置いたブランドで、自社カードは発行していません。ライセンスを受けた提携会社がそれぞれクレジットカードを発行しているので、発行会社ごとに特典やサービスも異なり、デザインも含め多くの選択肢の中から好みのカードを選ぶことができます。
2018年のTHE NILSON REPORTによると、近年急速に普及している銀聯に決済数、カード発行数ともにシェアを多少奪われているものの、加盟店数はVISAと並ぶ7,000万店以上とトップで並びます。世界中の多くの場所で便利に使えるので、クレジットカードを初めて持つという人はMastercardかVISAがおすすめです。
参考記事:『 VISAの人気クレジットカードおすすめ10選 』
Mastercardはアメリカの銀行から始まった
MasterCardは、アメリカの銀行が地元の顧客向けに現金と同じように使える特別な発行券を提供したのが始まりと言われています。
Mastercardは、1940年代後半に、アメリカのいくつかの銀行が、地元の商店で現金と同様に使用できる特別な発行券を銀行の顧客に提供するようになったのが始まりです。以降10年間にわたり、いくつかのフランチャイズが発展しましたが、その仕組みは、各主要都市にある銀行のうちの一行が、提携先として選んだ加盟店に対しカードを支払手段として認めるというものでした。
https://brand.mastercard.com/brandcenter-ja/more-about-our-brands/brand-history.html
その中で1966年に誕生したのが、Mastercardの前身であるInterbank Card Association(ICA)です。ICAは他の組織とは異なり一行が単独で支配する形ではなく、チェース・マンハッタン銀行を中心とする連合体組織であったのが特徴です。
1968年にはメキシコのBanco National、欧州のEurocardと提携、日本もこの年にメンバーが初めてICAに加入しています。その翌年にはMasterCharge(現MasterCard)の商標権を得ました。
その後もアフリカ、オーストラリアと各国からのメンバーが加盟し、世界へとネットワークを広げていく中で1979年にICAからMastercard Internationalへと名称を変更。2006年からはMastercard Worldwideと名称を変え、現在でも時代や地域に則したブランド展開を行っています。
Mastercardの特徴
1. プライスレス・シティが利用できる
プライスレス・シティはMastercard会員向けのプログラムで、世界の人気観光地で行われるイベントやレストラン、ショップでの優待を受けることができます。日本ではプライスレス・ジャパンという名前で展開されており、ショッピング、旅行、飲食、エンターテイメントの分野で様々な特典が提供されています。
2. 独自のオンラインネットワーク「Cirrus(シーラス)」
3. 国内のコストコで唯一利用できるブランド
国内のコストコで唯一利用できるブランドがMastercardです。コストコではまとめ買いや友人同士でのシェアで会計がそれなりの金額になることもあるでしょう。現金払いに比べ、カードでは利用ポイントも貯まるためよりお得です。コストコユーザーは一枚は持っておくと便利です。
4. MasterCardコンタクトレスが利用できる
三菱UFJニコス株式会社 |
三井住友トラストクラブ株式会社 |
楽天カード株式会社 |
株式会社オリエントコーポレーション |
株式会社ジャックス |
JALペイメント・ポート株式会社 |
高還元率のおすすめカード
■楽天ユーザー必携カード
楽天カード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント3倍
- 楽天のグループサービスの利用で、ポイント還元率アップ「スーパーポイントアッププログラム」
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・貯まったポイントは1P=1円として楽天グループや街の加盟店で利用可能。
・楽天証券を利用している場合、投信積立をクレジットカードでの引き落としにすることで決済額に応じたポイントが貯まり、そのポイントは毎月の積立に利用することもできる。
・楽天カードを2枚まで作成可能。支払い口座を分けることもできるので用途別に管理ができる。また、異なるブランドで作成することで利便性が高まるなどのメリットがある。
■コンビニ・マクドナルドで最大5%の高還元率
三井住友カード(NL)
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Vポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 対象の店舗を最大3つまで登録しカードを利用すると200円につき、通常の1ポイントと合わせてさらに1ポイントプラスとなり、1%還元
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- iD、WAON
・Vポイントは200円の利用ごとに1ポイント付与。対象店の中から3店舗を選び登録・利用することで登録店での利用ポイントが2倍に、また、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社とマクドナルドでVISAタッチ決済を利用した場合に最大5%ともなる高還元率が魅力。Apple PayでのVISAタッチ決済利用時にも同じ還元率が適用される。日常での少額決済でもポイントを貯めやすいカード。
・SBIでの投信積立の決済にも利用が可能。積立の金額に応じ0.5%のポイントが付与される。
■ポイント高還元からプライオリティ・パスまで特典豊富
楽天プレミアムカード
- 年会費
- 11,000円(税込)
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント5倍
- 「プライオリティ・パス・メンバーシップ」へ年会費無料で登録
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・ライフスタイルに合わせて「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3種類のサービスの中から選ぶ優待サービスでも+1倍のポイントが加算される。
・140以上の国や地域、500以上の都市における1,200か所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービス「プライオリティ・パス」への無料登録で一番ランクの高いプレステージ(年会費US$429)と同等のサービスを受けることができる。
■どこでも1.2%の還元率が魅力
リクルートカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- リクルートポイント
- ポイント還元率
- 1.2〜4.2%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- リクルートのネットサービスの利用でポイント還元率アップ
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・還元率は常時1.2%の高還元。ポイント付与対象外や還元率が低く設定されていることも多い電子マネーへのチャージでも同じ還元率。(毎月30,000円までの利用が対象)
・じゃらんやホットペッパービューティー、ポンパレモールなどの系列サービスを利用すれば還元率は最大4.2%。
・貯まったポイントはリクルートの関連のサイトでの利用の他、dポイント、Pontaポイントへの交換も可能。
・VISA、Mastercard、JCBの中から国際ブランドを選択できる。ETCカードを発行する場合、年会費はいずれも無料。VISA、Mastercardは発行手数料が1,000円かかるのに対し、JCBは無料。
■PayPayにチャージできる唯一のカード
Yahoo! JAPANカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Tポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜2.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- PayPayへの直接チャージに対応
- Yahoo!ショッピングまたはLOHACOでの利用で、Tポイント2%とPayPayボーナス1%付与
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・カード利用100円につき1ポイント付与。Tポイント加盟店での利用であればTポイントとカード利用ポイントの二重取りも可能。
・Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用では、TポイントとPayPayボーナスライトでいつでも還元率3%。ソフトバンクユーザー、ワイモバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員はさらに還元率がUP。
・PayPayに直接チャージができる唯一のカードだが、PayPay残高での支払いの場合Tポイント付与の対象外となるので注意が必要。
・PayPayへの紐付けは基本的にどのカードでも可能だが、PayPayが定期的に開催するキャンペーンではYahoo! JAPANカードのみがポイント還元の対象となる。
特定のお店で使う専用カード
■2021年11月にリニューアル
Amazon MasterCardクラシック
- 年会費
- 1,375円(税込)
初年度無料、年一回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- Amazonポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜1.5%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- Amazonプライム会員なら、Amazonでの利用時に2.0%ポイント還元
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・年会費は年一回の利用で翌年無料となるため、Amazonユーザーであれば実質無料。
・Amazonでの利用で1.5%、それ以外で1%の還元率。プライム会員であればAmazon利用時は2%、それ以外で1%の還元率となる。
・ポイントはAmazonアカウントに自動的に加算されるため、ポイント移行などの手間がない。ポイントはAmazon内での利用が可能。
・2021年11月にカードリニューアル。Amazon以外での利用はすべて1%であった還元率が、セブンイレブン、ローソン、ファミリマートでの利用時1.5%に引き上げられる他、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯になるなどサービスは拡充している。
■コストコ専用カード
コストコグローバルカード
- 年会費
- 1,375円(税込)
初年度無料、年1回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- キャッシュバックリワード
- ポイント還元率
- 1.0〜1.5%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- コストコでクレジットカード決済が可能。
- 通常の利用は1%、コストコでの利用は1.5%のリワード(ポイント)を付与。(1年間の累計利用金額に対して翌年2月に一括付与)
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・年会費は年一回の利用で無料になるので、コストコユーザーであれば実質無料。
・コストコでの利用で利用金額の1.5%、それ以外でのショッピングで1.0%のリワードが付与され、1リワード1円としてコストコのみで使用が可能。
・ポイントは年に一回、前年度分をまとめて2月に付与されるのでその点は注意が必要。
・最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯。
マイルが貯まるおすすめカード
■とにかくマイルを貯めたいJALユーザーにおすすめ
JALカード CLUB-Aゴールドカード
- 年会費
- 17,600円(税込)
- ポイント
- JALマイル
- ポイント還元率
- 1.0〜2.0%
- マイル
- JALマイル : 1%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 毎年初回登場時に2,000マイルプレゼント
- JMB提携航空会社便の搭乗毎にフライトマイルの25%プラス
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- 楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・入会後の初搭乗時に5,000マイル、翌年以後も毎年初回の搭乗時には2,000マイルのボーナスが付与され、搭乗時には毎回区間マイルの25%が搭乗ボーナスとして付与。
・ショッピングマイルプレミアムに自動入会となりショッピング利用で2倍、さらに特約店では4倍のマイルが加算される。
・JALユーザーで、とにかくマイルを貯めたい、一年に数回は海外へ行くという人におすすめのカード。
その他のおすすめカード
■貯まったポイントは自動で口座にキャッシュバック
三菱UFJカード VIASOカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- VIASOポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜1.5%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- 1ポイント1円としてオートキャッシュバック
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・カード番号や名前は裏面に表示されている。
・ポイント基本還元率は0.5%と高くないが、携帯電話やインターネットプロバイダー利用料、ETC利用では1%に。
・三菱UFJニコスが運営するポータルサイト「POINT名人」を経由することで、通常の利用ポイント(1,000円ごとに5ポイント)にプラスして、店舗ごとに設定されたボーナスポイント(1,000円ごとに最大125ポイント)が貯まる。
・貯まったポイントは1ポイント1円として自動で口座にキャッシュバック。ポイント交換の手間や失念によるポイント失効を防げる。
■イオンシネマでの映画鑑賞がいつでも1,000円
イオンカード(ミニオンズ)
- 年会費
- 無料
- ポイント
- WAON POINT
- ポイント還元率
- 0.5〜1.0%
- マイル
- JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- イオンシネマの映画料金がいつでも1,000円
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの利用でポイント10倍
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・通常還元率は0.5%と高くはないが、イオングループ対象店舗での利用で常時ポイント2倍。
・毎月10日の「ありが10デー」ではイオン、イオンスタイルでの利用でポイントが5倍、イオングループ以外の一般店での利用でも2倍にUP。
・毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」での利用で買い物代金が5%OFF。
・ユニバーサルスタジオジャパン内での利用でポイント常時10倍。
・専用ウェブサイトからのチケット購入で、全国のイオンシネマでいつでも映画鑑賞が1,000円。(購入可能枚数は年間30枚まで)
・貯まったWAON POINTは加盟店での利用の他、ミニオンズオリジナル商品への交換も可能。
幅広い好みに対応できるMastercard
Mastercardの特徴やおすすめのカードを紹介しました。VISAと並ぶ規模の加盟店数を誇るMastercardもまた世界中の多くの場所で安心して利用できる利便性の高いカードです。カードごとのデザインや特典も種類豊富なので、こちらの記事も参考に目的に合ったお気に入りの一枚を見つけてください。