2022/09/06
VISAの人気クレジットカードおすすめ10選
クレジットカードを選ぶ際に大切なポイントの一つとなるブランド。どのブランドを選択するかによって使用感も変わってきます。この記事では、世界中で利用できる国際ブランドの中でもカードシェア率No.1の「VISA」についてその歴史や特徴、おすすめのカードを解説します。
世界シェアNo.1の国際ブランドVISA
世界でトップのシェアを誇るクレジットカードブランドの代表的存在VISA。VISAは決済カードブランドとも言われ、世界中に広がったネットワークを利用し安心して買い物ができる利便性の高さが魅力です。
また、VISAは自社カードの発行はしておらず、世界中の企業がそのライセンスの提供を受けてカードを発行しています。日本においても、現在発行されている4,000種類以上にもなるカードのうち7割以上でVISAが選べます。デザインはもちろんカードごとに付く個別の特典など、幅広い選択肢の中から気に入ったカードを選ぶことができます。
バンク オブ アメリカから始まるVISAの歴史
1958年、バンク オブ アメリカが初めてリボ払い可能なカード「BankAmericard」を発行したのがVISAの歴史の始まりです。その後順調に成長を遂げ、1974年には米国外への進出を果たします。そして1976年、より国際的なイメージを獲得するため、Bankamericardから全ての言語で同じように発音されるVISAに改名しました。
2007年には組織改変を行い、新しいグローバル企業としてVisa Incを設立。その翌年にはNY上場を果たしています。この時の新規株式公開で、VISAは当時の米国史上最高額となる196億ドルの調達額を記録しました。その後、2007年の組織再編の際には除かれていたヨーロッパ各国の金融機関を中心とした組織 Visa Europeを2016年に買収。複数年をかけた統合によって数千にも及ぶヨーロッパの金融機関が新たにネットワークに加わります。
2021年8月にはNFTアートの「CryptoPunks」を約15万ドルで購入し話題となりました。VISAのNTF市場への参入により今後また新たな展開が期待されています。
VISAの特徴
■世界と日本どちらでもシェアは圧倒的No.1
VISAの世界でのシェアは2015年時点で56%となっています。日本国内においても2位のJCBを大きく引き離し高いシェアを誇っています。加盟店数も世界で7,000万店を超え、先進国だけでなく、途上国も含む多くの国で利用することができます。一枚持っておくと安心なブランドです。
■オリンピック・FIFAのスポンサー
VISAは1988年よりオリンピックスポンサーを、また、2007年からはFIFAのトップランクスポンサー契約となるFIFAパートナーも努めています。オリンピック、FIFAそれぞれの大会でVISAカード会員限定のチケット先行販売が行われているのは、スポーツ好きの方には見逃せないポイントでしょう。また、オリンピックにおいては、チケットの購入から会場での物販までVISAカードおよび現金のみの利用が可能です。
■VISAタッチ決済が可能
VISAタッチ決済とは、VISAタッチ決済対応マークのあるスーパーやコンビニ、レストラン等の実店舗において利用可能な非接触型の決済方法です。カードを挿し込んだりコードを読み取ったりする必要がなく、カードのタッチのみで素早い決済ができるのが魅力です。
日本ではSuicaや楽天Edyのように非接触型決済の技術としてソニーが開発した「FeliCa」が使われているものが多いですが、海外ではあまり普及していません。一方、VISAのタッチ決済には国際規格の「NFC Pay」が使われています。このためVISAタッチ決済は海外でも日本国内と同様に使用することができます。
また、VISAタッチ決済には国際的な決済サービス会社Europay、Mastercard、VISAが共同開発した「EMV」というセキュリティ技術が採用されているため、買い物をより安全に手軽に楽しめます。
■Apple Payでも使用可能に
2021年5月、ついにVISAカードでもApple Pay対応が開始されました。これにより財布から現金やクレジットカードを取り出すことなく、iPhoneやApple Watchをタッチするだけのよりスムーズな決済が可能となりました。なお、現時点ではApple Payに対応するカードはすべてではなく、特定の発行会社が発行したカードのみとなっているので注意が必要です。
対応発行会社(2021年5月時点)
アプラス |
SMBCファイナンスサービス |
NTTドコモ |
エムアイカード |
出光クレジット株式会社 |
クレディセゾン |
株式会社セブンCSカードサービス |
ジャックス |
静銀セゾンカード株式会社 |
髙島屋ファイナンシャル・パートナーズ株式会社 |
株式会社ビューカード |
三井住友カード |
横浜銀行 |
大和ハウスフィナンシャル株式会社 |
楽天カード |
りそなカード《セゾン》 |
高還元率のおすすめカード
■楽天ユーザー必携カード
楽天カード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント3倍
- 楽天のグループサービスの利用で、ポイント還元率アップ「スーパーポイントアッププログラム」
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・貯まったポイントは1P=1円として楽天グループや街の加盟店で利用可能。
・楽天証券を利用している場合、投信積立をクレジットカードでの引き落としにすることで決済額に応じたポイントが貯まり、そのポイントは毎月の積立に利用することもできる。
・楽天カードを2枚まで作成可能。支払い口座を分けることもできるので用途別に管理ができる。また、異なるブランドで作成することで利便性が高まるなどのメリットがある。
■カードレスタイプも選べる2%の高還元カード
Visa LINE Payクレジットカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- LINEポイント
- ポイント還元率
- 1.0%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 還元率は常時1%
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・プラスチックカードのスタンダードタイプとカードレスタイプのどちらかを選択可能。
・「VISAタッチ決済」「iD」、またLINE Payへの登録で事前チャージ不要の「チャージ&ペイ」も利用可能という多彩な決済方法が魅力。
・ETCカード:年会費550円(初年度無料、年一回の利用があれば翌年無料)
・家族カード:年会費無料
・LINE Payアカウントにクレジットカードを登録することで常時1%の還元。
・貯まったLINEポイントは街の加盟店やLINEショッピングで利用できる他、1ポイント=1PayPayポイントとしてPayPayポイントに交換することも可能。
・海外旅行傷害保険:補償額最高2,000万円(利用付帯)
■プライオリティ・パスへの無料登録も
楽天プレミアムカード
- 年会費
- 11,000円(税込)
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント5倍
- 「プライオリティ・パス・メンバーシップ」へ年会費無料で登録
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・ライフスタイルに合わせて「楽天市場コース」「トラベルコース」「エンタメコース」の3種類のサービスの中から選ぶ優待サービスでも+1倍のポイントが加算される。
・140以上の国や地域、500以上の都市における1,200か所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービス「プライオリティ・パス」への無料登録で一番ランクの高いプレステージ(年会費US$429)と同等のサービスを受けることができる。
■コンビニ・マクドナルドで最大5%の高還元率
三井住友カード(NL)
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Vポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 対象の店舗を最大3つまで登録しカードを利用すると200円につき、通常の1ポイントと合わせてさらに1ポイントプラスとなり、1%還元
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- iD、WAON
・Vポイントは200円の利用ごとに1ポイント付与。対象店の中から3店舗を選び登録・利用することで登録店での利用ポイントが2倍に、また、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社とマクドナルドでVISAタッチ決済を利用した場合に最大5%ともなる高還元率が魅力。Apple PayでのVISAタッチ決済利用時にも同じ還元率が適用される。日常での少額決済でもポイントを貯めやすいカード。
・SBIでの投信積立の決済にも利用が可能。積立の金額に応じ0.5%のポイントが付与される。
■縦型のデザインが特徴的。使い方次第で高還元。
エポスゴールドカード
- 年会費
- 5,000円(税込)
年間50万円以上利用すると翌年以降永年無料
- ポイント
- エポスポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜2.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 年間50万円以上の利用で2,500ポイント、年間100万円以上の利用なら10,000ポイント付与
- よく利用するショップの登録でポイント最大3倍(3ショップまで)
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
・カード番号は裏面に印字、縦型の特徴的なデザイン。
・年会費は5,000円ですが、年間利用額50万円以上で翌年以降は永年無料。(インビテーションによるグレードアップの際は切り替え時から永年無料)
・選べるブランドはVISAのみ。
・年4回開催されるマルイのショッピング優待期間「マルコとマルオの7日間」での10%割引や、全国各地の施設での優待が魅力。
・200円の利用で1ポイント付与されるエポスポイントは、マルイ・モディでの利用で2倍に、またスーパーやコンビニ、公共料金など3つまで選べるお気に入りショップでの利用で最大3倍に。さらに、年間利用額に応じてボーナスポイントも付与。通常2年のポイント有効期限は、ゴールドカード会員の場合無期限。
・海外旅行傷害保険:補償額最高1,000万円(自動付帯)
・国内主要19空港、ハワイ ホノルル、韓国 仁川2都市の海外国際空港のラウンジが利用可能。
■コンビニ・マクドナルドで最大5%の高還元率。毎年の利用金額により継続特典もあり
三井住友カード ゴールド(NL)
- 年会費
- 5,500円(税込)
年間100万円以上利用で翌年度無料
- ポイント
- Vポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 100万円の利用で10,000ポイント付与
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- iD
・年会費は5,500円。年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料
・番号が印字されていないセキュリティ重視のカード。
・ポイント還元率は0.5%と高還元ではないが、三井住友カード(NL)と同じく対象店舗の中からよく利用する3店舗を登録し利用することでポイントが2倍に、コンビニ3社とマクドナルドでの利用で還元率が最大5%となるなど日常利用でポイントを貯めやすいのが魅力。
・SBI証券での積立投資の決済利用でも積立金額の1%(2021年12月10日までキャンペーンにつき最大2%)のポイントが還元される。
・年間100万円以上の利用(積立投資や交通系カードへのチャージは対象外など条件あり)で10,000ポイントが継続特典として付与される。
マイルが貯まるおすすめカード
■ポイントからマイルへの還元率も良い、ANAユーザーにおすすめのカード
ANA VISA ワイドゴールドカード
- 年会費
- 15,400円(税込)
- ポイント
- Vポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜1.5%
- マイル
- ANAマイル : 1%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 入会・継続時に2,000マイルプレゼント
- ANAグループ便はフライトマイルが25%アップ
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- iD、楽天Edy
・200円の利用ごとに1Vポイントも付与。1Vポイントは2ANAマイルに手数料なしで移行が可能。
・国内主要空港とハワイ「ダニエル・K・イノウエ国際空港」のラウンジ利用
・ビジネスクラス専用カウンターでのチェックイン
・海外旅行傷害保険:補償額最高5,000万円(自動付帯(2022年10月1日出発分より利用付帯に変更))
・国内旅行傷害保険:補償額最高5,000万円(自動付帯(2022年10月1日出発分より利用付帯に変更))
・ゴールドワイドカードの年会費はWEB明細、マイペイスリボの併用で最大1万円ほどまでに年会費を抑えることができる。
(マイペイすリボのボーナスアップは2022年8月10日請求分で終了。WEB明細利用での年会費割引は2022年10月10で廃止。)
■とにかくマイルを貯めたいJALユーザーにおすすめ
JALカード CLUB-Aゴールドカード
- 年会費
- 17,600円(税込)
- ポイント
- JALマイル
- ポイント還元率
- 1.0〜2.0%
- マイル
- JALマイル : 1%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 毎年初回登場時に2,000マイルプレゼント
- JMB提携航空会社便の搭乗毎にフライトマイルの25%プラス
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- 楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・入会後の初搭乗時に5,000マイル、翌年以後も毎年初回の搭乗時には2,000マイルのボーナスが付与され、搭乗時には毎回区間マイルの25%が搭乗ボーナスとして付与。
・ショッピングマイルプレミアムに自動入会となりショッピング利用で2倍、さらに特約店では4倍のマイルが加算される。
・JALユーザーで、とにかくマイルを貯めたい、一年に数回は海外へ行くという人におすすめのカード。
スマホ決済にもおすすめのカード
■ドコモユーザーにおすすめ
dカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- dポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜4.5%
- マイル
- JALマイル : 0.4%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- d払いでdカードを支払いに使用するとポイント2重付与
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- iD
・100円の利用につきdポイントが1ポイント貯まり、貯まったポイントは加盟店での利用のほか、ドコモ携帯の利用料に充てたり、PontaやJALマイルとの交換ができる。
・カード利用時以外にも対応店での提示や、d払いの決済をdカードに設定することでそれぞれポイントが加算されるため、ポイントの二重、三重取りも可能。
■PayPayにチャージできる唯一のカード
Yahoo! JAPANカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Tポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜2.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- PayPayへの直接チャージに対応
- Yahoo!ショッピングまたはLOHACOでの利用で、Tポイント2%とPayPayボーナス1%付与
- 付帯保険
- ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・カード利用100円につき1ポイント付与。Tポイント加盟店での利用であればTポイントとカード利用ポイントの二重取りも可能。
・Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用では、TポイントとPayPayボーナスライトでいつでも還元率3%。ソフトバンクユーザー、ワイモバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員はさらに還元率がUP。
・PayPayに直接チャージができる唯一のカードだが、PayPay残高での支払いの場合Tポイント付与の対象外となるので注意が必要。
・PayPayへの紐付けは基本的にどのカードでも可能だが、PayPayが定期的に開催するキャンペーンではYahoo! JAPANカードのみがポイント還元の対象となる。
世界中で便利に使えるVISA
VISAの歴史や特徴について解説しました。世界中にネットワークが広げられ、VISAタッチ決済やApple Payへの対応でますます利用しやすくなっているVISAカード。初めての一枚にも、また既に他のブランドを持っている方でも一枚は持っておきたいブランドです。