2021/07/30

20代の転職におすすめの転職エージェント・転職サイト

20代の転職活動で本当に使えるおすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。社会人3年目以降から20代後半・30歳前後の転職活動を想定しています。20代の転職活動の際に押さえておきたいポイントや転職エージェント・転職サイトの効果的な使い方・選び方、各社の比較や特徴、合わせて使いたいサービスも紹介します。

20代の転職に強い転職エージェントを選ぶ時のポイント

転職活動の際に転職エージェントを使うメリットや転職エージェントを選ぶ時のポイントは年代に関係なく基本的に同じ(参考:『転職エージェント・転職サイトおすすめ11選【利用するメリット・選び方・効果的な使い方まで】』)ですが、20代の転職であれば、以下のメリットが特に大きいです。

・面接などの選考対策のサポートを受けられる。(必要であれば企業選びの段階からキャリアカウンセリングも受けられる。)

・転職サイトなどを通して自分だけで応募した場合は書類選考で落ちてしまうような場合でも、転職エージェントを通せば通過することがある。

・年収交渉など、20代であればより自分ではやりづらい企業との交渉を転職エージェントが代わりにやってくれる。


20代であればスキルや経験も乏しいことが多く、知人の紹介から転職に繋がったりヘッドハンターから突然連絡を受ける、などといったことも頻繁には起こらないでしょう。なにより、初めての転職で右も左も分からないというケースも多い20代では、転職エージェントを使うメリットはかなり大きいです。


以下のように転職サイト・転職エージェントを利用して転職活動を進めていくのがおすすめです。

1. 転職サイトに登録して情報収集する。

2. 転職エージェントにできれば3社以上は登録する。

3. 上記のメリットなどを参考にしつつ、担当のキャリアアドバイザーを見ながら、相性の良い転職エージェントを最終的に1〜2社選ぶ。


以上のことを踏まえ、20代の転職活動の際におすすめの本当に使える転職エージェント、転職サイト、合わせて使いたいサービスを紹介します。

20代の転職におすすめの転職エージェント(7つ)

1. リクルートエージェント

『リクルートエージェント』は、業界最大手の転職エージェント。圧倒的な求人案件数が最大の魅力です。すべての年代、年収レンジに対応してくれます。もちろん20代にもおすすめで、まずは登録しておいて間違いありません。

さすがリクルートという感じの営業力が強めの担当者も多く、企業への交渉力は20代であればなおさら心強い部分も多いです。一方で、その強めの営業力が求職者に向かうこともあるので、担当者の言いなりになってエージェント都合の案件を掴まないように注意しましょう。

後述する転職サイトの『リクナビNEXT』との連携も便利なので、合わせて登録しましょう。20代で転職を考えたら、まずはこの2セットを登録して間違いありません。

2. マイナビエージェント

『マイナビエージェント』は、20代の転職初心者には特におすすめの転職エージェント。新卒領域に強いマイナビの転職エージェントなだけあり、20代全般や第二新卒の転職にかなり強いです。

20代の転職初心者へのサポート体制も整っていて、キャリアアドバイザーの対応も総じて丁寧です。

年収400万円から600万円程度の求人案件が多く、そのレンジでの転職を考えている方は『マイナビエージェント』を中心にしながら、いくつかの転職エージェントに登録してみるのがおすすめです。

3. マイナビジョブ20's

『マイナビジョブ20's(ジョブ トゥエンティーズ)』は、マイナビの20代に特化した転職エージェント。ただでさえ20代の転職に強いマイナビですが、『マイナビエージェント』との違いは、より転職初心者や第二新卒向けのサポートが充実していることです。

応募前の適性診断なども実施していて、応募前から選考段階まで丁寧にアドバイスをしてくれます。未経験者や既卒者のサポート体制も整っています。入社3年目未満や、入社して間もない時期になんとなく転職を考えた時でも気軽に相談できる転職エージェントです。一方、20代後半や、入社3年目未満でも経歴や能力に自信があり、キャリアアップを目指すのであれば『マイナビエージェント』の方を登録しておくのがおすすめです。

『マイナビジョブ20's(ジョブ トゥエンティーズ)』では面談場所は東京・大阪・名古屋のみとなるので注意してください。

4. dodaエージェントサービス

『dodaエージェントサービス』は、パーソルグループ(旧インテリジェンス)の転職エージェント。マイナビエージェント同様、20代の転職初心者や第二新卒におすすめです。

業界2番手なだけあり、20代の求職者に対しても、ベンチャーから外資系企業と幅広く案件を持っています。日系大手のハイキャリアの20代の転職検討者(第二新卒含む)には、『リクルートエージェント』と『dodaエージェントサービス』を併用している人も多いです。

キャリアアドバイザーには若い人も多く、人によってはそれを気楽だと感じたり、逆に不安に感じたりする場合もあるかと思います。年収査定やキャリア診断、履歴書添削など、サポートも手厚いです。

転職サイトのdodaも企業の人気ランキングなど独自のコンテンツが多く、合わせて利用するのが良いでしょう。

5. パソナキャリア

『パソナキャリア』は、業界3番手パソナの転職エージェント。転職初心者へのサポートに力を入れていて、転職初心者には最初にキャリアカウンセリングを受けることを積極的に勧めています。キャリアカウンセリングでは気軽に転職活動の悩みや疑問を相談でき、自己PRやスキルの明確化までしてくれます。まずは気楽なスタンスで登録して、カウンセリングを受けるのがおすすめです。

『リクルートエージェント』とは対照的に、ゴリゴリ営業スタイルではなく控えめなスタンスのキャリアアドバイザーが多く、『パソナキャリア』の方が好みの方も多いと思います。その分、企業への交渉力や専門性などには不安を感じることもあるかもしれません。

幅広い年収レンジに対応し、転職初心者だけでなく、第二新卒から20代後半まで、誰でも使い勝手は良い転職エージェントです。また、紹介してくれる案件も非常に多いです。

女性の転職にも力を入れていて、20代の女性であればよりおすすめです。希望すれば女性のキャリアアドバイザーも指名することができます。

6. ワークポート

『ワークポート』は、IT・Web業界の転職に強い転職エージェント。もともとIT・Web業界専門でやっていたこともあり、IT・Web業界への転職を考えているならおすすめの転職エージェントです。

対面でのサポートを重視しているので、転職エージェントの登録時に意外と多い入力項目もかなり少なめ。色々入力して登録するよりも、とにかくまずはキャリアアドバイザーに会って話したいという人にもおすすめです。

7. type転職エージェント

『type転職エージェント』は、キャリアデザインセンターが運営する転職エージェント。東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県の求人案件に特化していて、日系大手の営業職の案件が多めです。

地域を限定しているのと、大手ではないということもあってか、求職者ひとりひとりに丁寧なサポートをしてくれます。

また、大手ではないものの25年以上の老舗転職エージェントでもあり、非公開求人も意外と他では出てこないようなものも扱っていることもあります。とはいっても、大手と比べると、求人案件数や、キャリアアドバイザーの全体的なレベル感は不安な部分も多いです。一都三県以外の転職も検討しているのであれば『リクルートエージェント』などを使うのはもちろんですが、東京に絞っているという場合であっても、他の大手転職エージェントと併用するようにしてください。

20代の転職におすすめの転職サイト(5つ)

1. リクナビNEXT

『リクナビNEXT』はリクルートが運営する最大手転職サイト。転職を考えたらまずは『リクナビNEXT』に登録するという方も多いと思いますが、それで問題ありません。なんだかんだ機能も充実していて、使い勝手も良いです。

登録するとDMも大量に届きますが、中には掘り出し物の案件もあります。また、20代でもあっても、スカウトも届くことが多く、そこにも掘り出し物の案件や、優秀な転職エージェントと出会えることもあるので、面倒臭がらずにチェックしてみてください。

20代で転職を考えたら、まずは『リクナビNEXT』と『リクルートエージェント』をセットで登録しておきましょう。

2. キャリトレ

『キャリトレ』はビズリーチが運営する20代の若手向けの転職サイト。キャリトレは簡単に登録できて、自分に合った求人がレコメンドされてきます。求人案件もベンチャーから外資系企業までと幅広く、毎日レコメンドされる求人の中から興味があるものを選択していくと、より自分に合った求人がレコメンドされるようになります。20代でなんとなく転職を考え始め、『リクナビNEXT』や『リクルートエージェント』に登録するほどはまだ真剣には考えていないなと思ったら、後述する『ミイダス』でサクッと適正年収をチェックしつつ、『キャリトレ』でレコメンドされる求人案件を見てなんとなくのイメージを参考程度に掴むのがおすすめです。

3. ビズリーチ

『ビズリーチ』は日本最大級のハイクラス向け登録型スカウト・ヘッドハンティングサービス。職務経歴書を登録すると、企業やヘッドハンターからスカウトが届きます。30〜40代以上のハイクラス転職者が主なユーザー層のイメージですが、魅力的な経歴でスキルの高い20代であれば、スカウトもかなり届きます。20代で年収600万円以上であれば、試しに登録してみることをおすすめします。

『ビズリーチ』には有料プランがありますが、必要になるまでは無料のプランのまま利用していて問題ありません。『ビズリーチ』上で実際に転職活動を進めていこうとなったときに有料プランに入るのが良いでしょう。

4. AMBI

『AMBI』はエン・ジャパンが運営する若手ハイクラス向け転職サイト。年収400万円以上でないと登録ができません。掲載されている求人案件も年収500万円以上のものがほとんどで、中には20代で年収1000万円以上の案件もあります。職務経歴書を登録すると企業やヘッドハンターからスカウトが届いたり、求人案件に「興味がある」とチェックすれば、合格可能性なども分かるなど、面白い機能も多いです。

AMBIでは、特定業界で有名なヘッドハンターが20代後半のハイキャリアの求職者に積極的に連絡を取ったりもしています。『ビズリーチ』と合わせて登録すると良いでしょう。

5. Wantedly

『Wantedly』は20代でスタートアップ(ベンチャー)企業への転職を考えているなら必ず登録しておきたいサービス。多くのスタートアップ(ベンチャー)企業が利用しており、転職サイトには掲載しないで『Wantedly』にだけ掲載しているという企業も多いです。気軽に話を聞きにいくというスタンスで採用担当者と面談ができます。

企業側の目線だと、以前は一部の尖った能力の高い求職者が登録しているサービスという認識だったのですが、最近では認知度も拡大し幅広い求職者が登録しているという認識になってきています。そのため、「気軽に話を聞きにいく」というスタンスだと、そもそも面談ができないケースや、面談しても双方にとって無駄な時間で終わってしまうケースも多いです。

経歴やスキルに自信がない場合であれば、「なんとなくスタートアップ(ベンチャー)」ではなく、ある程度は準備した上で面談まで進んだ方がより効率的な転職活動ができるでしょう。また、経歴やスキルが魅力的であれば、企業からのスカウトも届きます。

合わせて使いたいサービス(2つ)

1. 転職会議

『転職会議』はリブセンスが運営する口コミサイト。たいていの企業の口コミが掲載されていて、20代の社員による口コミも多いです。『Vorkers』と合わせてチェックするのがおすすめです。

転職活動中はもちろんのこと、日頃から気になった企業の口コミをチェックして情報収集してみるのも良いかもしれません。

2. ミイダス

『ミイダス』は5分程度の簡単な入力で、すぐに適正年収が分かり、求人のオファーも来る転職サービスです。自分の市場価値をさくっと知れるので、転職活動を始める前に参考程度に利用してみるのがおすすめです。

転職サイトに登録すると、毎日大量のメールが届くのが嫌なところですが、『ミイダス』は週に1回まとめてメールが来るだけで、うっとうしくありません。

基本的には自分の適正年収と、どのくらいの年収レンジや業界・職種のオファーが来るのかを参考程度に知るために使うのがおすすめですが、その中にもしも興味がある案件があれば、転職エージェントなどに相談してみるのも良いでしょう。

転職エージェントからも判断されているという意識を持つのが大切

20代の転職活動では、そもそも転職活動をどう進めていけば良いのか分からなかったり、選考がうまく進まなかったり、企業との交渉で萎縮してしまったりと、年齢や経験値的にどうしても難しい部分があります。

転職エージェントにはそれを補うメリットがありますが、転職エージェントやキャリアアドバイザーによっては、20代の求職者は彼らの負担になることもあり、時には雑な対応を取られてしまうこともあります。そういった転職エージェントやキャリアアドバイザーは当然切り捨てて良いのですが、一方で自分にも彼らの商材としての魅力が無かったのではないかと思う視点も必要です。キャリアアドバイザーに対して、お客さん気分ではなく、ビジネスパーソン同士として、レスポンスの早さや状況をきちんと正確に伝えるといった基本動作を徹底したり、自分自身でも転職にあたっての最低限の考えを持っておくべきです。

相性の良い、真摯な対応をしてくれる転職エージェントに出会うためにも複数の転職エージェントを利用することは重要です。最初の転職でポイントを掴めれば、その先の30代40代とまた転職を考えた時にも効率的で納得のいく転職活動ができる可能性が高まります。

20代の転職活動だからこそ、広い視野を持って、複数の転職エージェントを利用するとともに、様々な業界の様々な企業を見て選択肢を広げることが大切です。

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