2021/07/29

転職エージェント・転職サイトおすすめ11選【利用するメリット・選び方・効果的な使い方まで】

転職を成功させる本当に使えるおすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。転職エージェントを使うメリットや選ぶ際のポイント、転職エージェント・転職サイトの効果的な使い方、各社の比較や合わせて使いたい口コミサイトやSNSなどの転職サービスまで紹介します。

転職エージェントは利用するべき

パーソルグループが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が2016年8月に実施した『ビジネスパーソン2,000人への転職意識調査』の中の、「あなたが転職するとしたら、転職活動はどのように行いますか?」という質問に対して、何らかの形で転職エージェントやヘッドハンターを利用すると回答した人は35%でした。また、情報サイト等を使って自分だけで活動すると回答した人は34.1%でした。

同じく「doda」が2018年8月に実施した転職経験者への『「転職」「キャリアアドバイザーの利用」についての調査』でも、74.6%が転職の際にキャリアアドバイザーを利用せずに自分だけで転職活動をしていたことが判明した一方で、キャリアアドバイザーを利用したことで転職がうまくいったと思うと回答した人は約7割(67.6%)という結果でした。

調査結果のように、自分だけで転職活動を進める人も多いのは事実です。しかし、実際に転職に成功した人の多くは「キャリアアドバイザーや転職エージェントを活用するべき」と言います。

OpenMoneyが独自に実施した転職エージェント・転職サイトに関する転職者への調査では、8割以上の方が何らかの転職エージェントを利用し、そのうち9割以上の方が転職エージェントに対してポジティブな感想を持って転職活動を成功させていました。

転職活動を成功させるには、押さえるべきポイントを押さえた上で、転職エージェントを利用するのが重要です。

転職エージェントを使うメリット

転職エージェントを利用するメリットは主に以下の4つです。

・企業選びを効率的にできる

・レジュメの作成や面接の練習などのサポートを受けられる

・選考を有利に進められる

・交渉(年収交渉など)を代わりにしてくれる

企業選びを効率的にできる

転職エージェントに希望の条件を伝えることで、条件にあった企業を紹介してくれるので、自分で探す手間が省けます。また、自分だけでは気づかなかったような企業や、転職エージェントでしか扱っていない非公開求人を紹介してもらえることもできます。

ただし、転職エージェントによっては扱っている求人案件も限られていますし、担当のキャリアアドバイザーによっては自分の都合の良い案件しか持ってこない場合もあるので完全にアドバイザー任せにならないように注意しましょう。複数の転職エージェントを利用したり、転職サイトで自分でも企業研究・企業選びをするのが重要です。

レジュメの作成や面接の練習などのサポートを受けられる

転職エージェントを利用することで、レジュメの作成や面接の練習などのサポートが受けられます。企業選びの前段階のキャリアに関してのアドバイス(カウンセリング)なども受けることもできるので、第二新卒や20代での転職、あるいは30代40代の方でも初めての転職活動の場合は、一度利用してみるのがおすすめです。また、コンサル業界でのケース面接対策や、外資系企業での英文レジュメの作成のサポートなど、転職エージェントによっては特定の業界や職種に対して充実したサポート体制があるところもあります。

選考を有利に進められる

転職エージェントを利用することで、書類選考や一次面接の免除といった優遇措置が受けられたり、面接官の情報や面接で聞かれる内容などを事前に知ることができたりします。転職エージェントなんて利用する必要ないという方でも、使っておいて損はないでしょう。転職エージェントによっては、特定の業界や企業に関して有益なデータをかなり蓄積しているところもあります。

交渉(年収交渉など)を代わりにやってくれる

転職エージェントが間に立つことで、面談などの日程交渉や、年収交渉などを有利に進められます。自分では直接やりづらい年収交渉を転職エージェントが代わりにやってくれるのは気持ちの面でも非常にありがたいです。

転職エージェントを選ぶ時のポイント

転職エージェントを使うメリットも踏まえた上で、転職エージェントを選ぶ際のポイントをまとめると、次の3つに大きく集約されます。

・求人案件の量と質

・サポート体制

・求人企業との関係性

また、上記すべての要素に関係し、重要になってくるのが、

・キャリアアドバイザー個人のレベル

です。この4つを理解した上で、自分に合った転職エージェントを選びましょう。

求人案件の量と質

転職エージェントが抱えている求人件数は、基本的には量が多いほど良いです。自分にフィットする企業を紹介してもらえる可能性が上がるからです。また、転職エージェントと転職サイトの最大の違いは「非公開求人」を扱っていることです。この「非公開求人」のどういう案件をどれだけ抱えているかというのも転職エージェントを選ぶ際にはポイントとなります。また、転職エージェントによっては得意な領域や専門領域がある場合もあるので、特定の業界の志望度が強い場合は、その業界に強い転職エージェントも把握しておくのが良いでしょう。

サポート体制

レジュメや面接に対してのサポート体制がどうなっているのかも転職エージェントを選ぶ際には重要なポイントです。転職初心者であれば、キャリア相談を受けられるかであったり、1回目の転職に対するサポートが厚い転職エージェントを選ぶのが良いでしょう。求人案件の質と同様、特定の業界に対するサポートが強い転職エージェントもあるので、把握しておきましょう。

求人企業との関係性

転職エージェントと求人側の企業との関係性の強さは、転職エージェントを利用する時には大きなメリットになります。転職エージェントによっては、書類や一次面接を免除してもらえたり、事前に面接官の情報やその企業でよく聞かれる質問などを共有してくれることもあります。求人側の企業と関係ができている場合、面談日程の交渉力なども変わってきます。また、年収交渉の際にも転職エージェントはとても役に立ちます。この観点でも、特定の業界・企業や職種に強い転職エージェントもあるので、事前に把握しておけると良いでしょう。

キャリアアドバイザー個人のレベル

OpenMoneyの独自調査でも、ほとんどの転職者が「特定の転職エージェント(企業)が良い悪いというよりは、キャリアアドバイザー個人に対する評価による」という回答をしています。上記3点は転職エージェント選びの際には非常に重要なポイントですが、それぞれがキャリアアドバイザー個人の対応によって大きく変わってくる場合が多いです。

キャリアアドバイザー個人のレベル(能力)は、レスポンスの早さや誠実な対応を取るなどといった基本動作と、キャリアや面談などに対するアドバイス・フィードバックのレベルの高さの二点で判断するのが良いでしょう。特に、こちらの要望を聞かずに、一方的に求人案件を勧めてくるようなキャリアアドバイザーは要注意です。そういった場合は、すぐに担当を変えるか、別の企業の転職エージェントに登録しましょう。

一方で、求職者側もキャリアアドバイザーから評価・判断されているという視点を持つことも重要です。キャリアアドバイザーにとって仕事のしやすい相手であることに損はないので、求職者側もレスポンスの早さや状況をきちんと正確に伝えるといった基本動作を徹底したり、転職にあたっての最低限の知識や考えは持っておくべきでしょう。

効果的な転職活動の進め方

転職エージェントを利用する場合は、1〜3ヶ月ほどの短期間で内定を目指すのが基本です。「そもそも本当に転職するのが最善の選択なのか?」という根本的な部分からじっくりと求職者と向き合ってくれる転職エージェント(キャリアアドバイザー)ももちろん多数存在しますが、前述の通り、転職エージェントもビジネスで転職エージェントをやっています。そのことは頭に入れた上で、そういった根本的なキャリアの相談もするようにしてください。


効果的に転職活動をするためには、以下のように進めるのがおすすめです。

1. ビズリーチに代表される登録型ヘッドハンティング・スカウトサービスに登録する。年収が600万円以下であれば、リクナビNEXTなどの大手転職サイトにも登録して情報収集を行う。興味がある求人案件もすぐに応募はせずにメモなどに残しておく。

2. 転職エージェントに3社以上登録する。特定の業界や職種への転職に絞っている場合は、特定業界に特化した転職エージェントにも登録する。

3. 担当のキャリアアドバイザーと話しながら、相性が良いと感じた転職エージェントを最終的に1〜2社選ぶ。


転職エージェントを利用する際は、転職サイトで気になった求人案件も必ず転職エージェントに伝えましょう。選考が有利に進められる可能性があります。また、同じ求人案件を複数の転職エージェントを通して応募しないように注意してください。


以下、OpenMoneyの独自調査に基づくおすすめの転職エージェントと転職サイトを紹介します。

・必ず登録しておきたい転職サービス(3つ)

・おすすめ転職エージェント(4つ)

・おすすめ登録型ヘッドハンティング・スカウトサービス(1つ)

・おすすめ転職サイト(3つ)

・合わせて使いたいサービス(4つ)

とそれぞれ紹介していきます。

必ず登録しておきたい転職サービス(3つ)

1. ビズリーチ

『ビズリーチ』は日本最大級のハイクラス向け転職サイト(登録型ヘッドハンティング・スカウトサービス)。登録した職務経歴書に興味を持った企業やヘッドハンター(転職エージェント)からスカウトが届きます。

企業からも直接スカウトが届くことが特徴的ですが、スカウトは実際には企業からよりもヘッドハンターからの方が多いです。登録内容にもよりますが、イメージとしては8割以上はヘッドハンターからだと思っておけばよいでしょう。

求人を検索して応募したりヘッドハンターに相談する場合には有料のプレミアムステージに登録する必要がありますが(タレント会員が税抜2,980円/30日、ハイクラス会員が税抜4,980円/30日)、無料のスタンダードステージでも企業やヘッドハンターからスカウトを受けることはできますので、まずは無料で登録して、本格的に転職活動を始める時に必要であれば有料会員になるのがおすすめです。

現在の年収が600万円以上を目安に登録すると、それなりにスカウトが来るようになります。年収が600万円以下で20代〜30代前半の方であれば、後述する『キャリトレ』にも登録するのがおすすめです。こちらもビズリーチが運営しています。

2. リクルートエージェント

『リクルートエージェント』は人材最大手のリクルートの転職エージェントサービス。転職エージェントに登録するのであれば基本的には絶対に外せないのがリクルートエージェントです。リクルートエージェントの魅力はなんといっても圧倒的な求人数です。特殊な職種やポジションの求人案件も、リクルートエージェントにだけはあるということもしばしば。転職初心者から、特殊な職種・ポジションに絞って転職を繰り返している方にまで幅広くおすすめです。

案件数に比例して、抱えているエージェント(キャリアアドバイザー)数も多いので、相性の合うキャリアアドバイザーに出会えるかも重要なポイントになってきます。キャリアアドバイザーのレベルは総じて高めですが、どうしても人数が多いので、合う合わないや能力差は出てきてしまいます。リクルートという社風もあるのか、どちらかというとゴリゴリの営業マンタイプで、積極的に短期で転職活動を決めようというキャリアアドバイザーが多い印象です。「じっくりとキャリア相談もしながら転職活動をしていきたい」という方は少し注意してください。

一度相性の良いキャリアアドバイザーを見つければ、複数回の転職にわたって長く付き合うという方も多いです。ちょっと合わないなと思ったら、遠慮せずに他の担当に変えてもらえるように伝えるべきです。

リクルートの転職サイト『リクナビNEXT』との連携も便利なので、まずはこの2つをセットで登録するのをおすすめします。

3. リクナビNEXT

『リクナビNEXT』は言わずと知れたリクルートの最大手転職サイト。日本最大級の掲載企業数を誇り、「転職フェア」などリアルな転職イベントも多数開催しています。最大手サービスなだけあって、機能も充実していて、企業との面接日程調整がスムーズに行えるツールや、履歴書作成ツールなども使い勝手が良いです。

どの大手転職サイトも同じですが、問題は登録するとDMが大量に届くこと。あまりの多さに辟易してしまうこともあると思いますが、数が多いだけあって、意外と掘り出し物の案件が見つかったりもします。

漠然と転職を考えているのであれば、まずはじめに登録するサイトです。『リクルートエージェント』と合わせて登録するのがおすすめです。

おすすめ転職エージェント(4つ)

1. dodaエージェントサービス

『dodaエージェントサービス』は人材大手のパーソルグループ(旧インテリジェンス)のエージェントサービス。大手転職エージェントのため、幅広い年代・年収レンジにおすすめですが、特に20代の転職初心者や第二新卒の転職活動にはおすすめです。

キャリアアドバイザーの対応も丁寧ですが、若いキャリアアドバイザーも多く、人によってはそこに不安を感じる方もいるかもしれません。

とはいっても大手エージェントですので、求人案件が多く、キャリアアドバイザーもしっかり選べば使い勝手の良いエージェントです。転職サイトのdodaも独自のコンテンツが多く、合わせて利用するのがおすすめです。

リクルートエージェントはどうしても苦手で、人材2番手のdodaエージェントサービスか3番手のパソナキャリアをまずは登録するという方も多いです。

2. パソナキャリア

『パソナキャリア』は人材大手パソナのエージェントサービス。リクルート、dodaに次ぐ業界3番手の大手転職エージェントのため、同様に幅広い年代・年収レンジにおすすめですが、特に転職初心者や女性にはおすすめです。

最初にキャリアカウンセリングを受けることを積極的に勧めており、手厚いサポートが魅力的です。リクルートエージェントが特徴的なように、転職エージェントは転職意思が固まっている人を優先的にケアする傾向が強く、それがある程度は当たり前のことではありますが、まだ明確に転職すること自体を決めきれていないという場合でも利用しやすいのがパソナキャリアです。

サポートが手厚く、幅広く求人案件も紹介してくれますが、そうはいっても人任せにせず、あくまで自分できちんと考える習慣をつけた上で転職先の判断はするように心がけましょう。

3. マイナビエージェント

『マイナビエージェント』は、人材大手のマイナビのエージェントサービス。20代の転職初心者には特におすすめです。利用者は転職初心者や25〜35歳の若手層が過半数。求人数も非公開案件も多いです。

エージェント(キャリアアドバイザー)に対する評価も総じて高く、サポートがきめ細かいと評判です。キャリアアドバイザーの利用回数や期間にも制限がなく、求職者の都合に合わせて夜間や土曜の相談も受けてくれます。

リクルートエージェントに近い立ち位置ですが、若手層に強いのもあり、求人案件は年収レンジ600万円未満程度のやや低めのものが多いです。初めて転職活動をする20代の方はまずは『マイナビエージェント』に登録して手厚いフォローも受けつつ、希望や条件に応じて別の転職エージェント・転職サイトを利用するのがおすすめです。

4. JACリクルートメント

『JACリクルートメント』は英国ロンドン発祥の日系転職エージェント。外資系企業や日系大手のグローバルポジションの案件を多数抱え、外資系への転職を考えているのであればとりあえず登録するべき大手エージェントです。

1,200名を超えるキャリアコンサルタントが在籍しています。企業ごとに担当者もついており、ハイクラス転職の大手なだけあって、企業側との関係性も強いです。取引先にはP&Gやセールスフォースなど、人気の外資系企業も名を連ねています。

海外勤務の転職相談会も開いているため、グローバルなキャリアを目指す方は登録をおすすめします。

おすすめ登録型ヘッドハンティング・スカウトサービス(1つ)

1. キャリアカーバー

『キャリアカーバー』はリクルートが運営する年収800万円〜2000万円レンジのハイクラス求人に強い登録型のヘットハンティング・スカウトサービスです。

ビズリーチの後発サービスとして急拡大しており、現在厳選されたヘッドハンターの数は1,400名ほど。登録するとヘッドハンターからスカウトが届きます。また、担当してもらうヘッドハンターを自分で選んで相談することも可能です。在籍ヘッドハンターの数ではビズリーチに劣りますが、リクルートが厳選しているということもあり、ヘッドハンターのレベルには安心感があります。

ビズリーチとの違いは大きく二点です。企業から直接のスカウトが届くことはなく、すべてヘッドハンターであるということ。有料プランはなく完全無料で利用できるということ。

利用者の年齢層は40〜60代が中心のようですが、30代前半の転職事例もあります。ハイクラス求人のヘッドハンティングサービスのため、現在の年収が600万円以上を目安に登録してみるのが良いでしょう。短期決戦の転職活動というよりは、じっくり自分にあったヘッドハンターと求人案件を判断しているのに向いており、他のサービスと併用して利用しましょう。

『ビズリーチ』に登録する方は合わせて登録しておくと良いでしょう。

おすすめ転職サイト(3つ)

1. doda

『doda』はパーソルグループ(旧インテリジェンス)が運営する大手転職サイト。リクナビNEXTと同様に掲載求人数が多く、大規模な転職イベントも開催しています。dodaの特徴は診断系コンテンツの豊富さです。自分の適性年収がわかる「年収査定」や人気企業への合格可能性を診断する「合格診断」を提供しており、自分の市場価値を把握するために役立ちます。

前述の通り、大手の転職サイトは登録するとDMなども大量に届き、処理するのも大変になるので、リクナビNEXTとdodaを登録しておけば十分です。リクナビNEXT同様、dodaエージェントサービスと併用して利用するのが便利です。

2. キャリトレ

『キャリトレ』はビズリーチが運営する20代向けの転職サイト。転職サイトは最初の登録の入力項目が多いですが、キャリトレはさくっと項目を入れるだけで自分に合った求人をレコメンドしてくれます。登録後も、毎日レコメンドされる求人の中から「興味がある」求人を選択していくことで、より志向性に合う求人がレコメンドされるようになります。

当たり前ですが、入力項目も少なく、「興味がある」レベルで求人も選択するので、短期決戦で転職活動をするというよりは、まずは幅広くレコメンドされてくる求人案件を見ていくという形になります。積極的に求人案件を探しにいくというよりは、「自分にはこんな求人案件が来るんだな」というのをまずはなんとなく知りたいというスタンスの方におすすめです。

3. Wantedly(ウォンテッドリー)

『Wantedly』はIT・Web業界を志望するなら必ず登録しておきたい転職サイト。ビジネスSNSという位置づけですが、実態としては転職サイトに近いので、今回はおすすめの転職サイトとして紹介します。多くのIT・Web業界の企業が登録しているため、これまで紹介した転職エージェントや転職サイトでは扱っていない企業の求人案件への応募や企業からのスカウトを狙うことができます。

以前は一部の能力の高い求職者が登録しているサービスという認識が企業側でもありましたが、最近では幅広い求職者が登録しているという認識が広まってきています。そのため、IT・Web業界に興味がある方はまずは登録して企業を探すことからはじめ、経歴に自身のある方はプロフィールを充実させスカウトを待つのがおすすめです。IT・Web業界での経験が豊富であれば、かなりのスカウトが期待できます。

合わせて使いたいサービス(4つ)

1. ミイダス

『ミイダス』は、パーソルグループ(旧インテリジェンス)のミイダスが運営する転職サービスです。5分程度の簡単な入力で、すぐに適正年収が分かり、求人のオファーも来ます。

自分の市場価値をさくっと知れるので、転職活動を始める前に参考程度に利用してみるのがおすすめです。現時点で転職活動を考えていなくても、今の自分の適正年収が分かるので試しに利用してみても面白いです。

また、無料で自分のパーソナリティタイプを診断できる「ミイダスパーソナリティ診断」も提供しており、自分の個性であったり今のコンディション状態なども知れるので面白いです。

実際に来る求人のオファーでは、現実を知るような求人案件しか来なくて悲しい気持ちになることもありますが、あまり気にせずあくまで参考程度だと思って見ておくのが良いでしょう。(もちろん逆のパターンもあります。)

2. OpenWork(旧Vorkers)

『OpenWork(旧Vorkers)』は国内最大級の社員による口コミサイト。綺麗で分かりやすいサイトデザインで、口コミをもとにした企業のスコア(点数)やグラフが特徴的です。社員の年齢・職種ごとの年収や残業時間、転職者の離職理由など、リアルなデータを見ることができます。口コミの他にも、業績データのまとめや競合他社とのスコアを比較したコンテンツなどもあります。そのため、転職をすぐには考えていないという場合でも日常的に閲覧する人も多く、転職活動中だけでなく、日頃の企業研究にも役立ちます。

3. 転職会議

『転職会議』はアルバイト情報サイトなどを手がけるリブセンスが運営する口コミサイト。OpenWorkと合わせてチェックするのがおすすめです。

4. LinkedIn(リンクトイン)

『LinkedIn』は世界最大級のビジネスSNS。2016年にマイクロソフトに買収されました。登録するとプロフィールを見た企業やヘッドハンターからスカウトが届いたり、掲載求人に簡単に応募することもできます。欧米を中心に海外では転職のツールとして当たり前のように使われていますが、残念ながら日本ではそこまで普及していません。ただ、外資系企業や日系企業のグローバルポジション、エンジニア職などは日本でも利用が拡大しています。外資系企業を考えているのであれば、登録しておいて損はありません。プロフィールには英文の職務経歴も記載しておきましょう。

転職エージェント・転職サイトを効果的に利用しながら転職活動を

今回は、全年代・全職種を対象に総合的におすすめの転職エージェント・転職サイト・合わせて使いたいその他のサービスを紹介しました。

転職活動ではこのやり方が正解だという答えはありません。転職エージェントにもメリット・デメリットがありますし、転職サイトも同様です。口コミサイトもすべてを鵜呑みするべきではありません。実際の友人や知り合いのツテもあれば転職エージェントや転職サイトに加えてそれも積極的に利用すべきでしょう。

特に転職エージェントを利用する場合は、転職が決まれば自分の年収の30%ほどが彼らの売上になるという彼らのビジネスモデルを理解する必要があります。転職エージェントにすべて任せればうまくやってくれるでしょうという考えを持つと失敗する可能性も上がります。彼らもビジネスですので、自分自身に彼らの「商品」としての魅力がなければ相手にされないことにも一理あります。

また、今回は紹介できませんでしたが、すでに転職に成功した知人に良かった転職エージェントとその担当者をバイネームで紹介してもらうという方法もおすすめです。聞いたことのないような転職エージェントであっても、逆にそうだからこそ、求職者目線に立って丁寧に一から相談に乗ってくれる転職エージェントがたくさん存在します。そういった無名の転職エージェントでは、すでに転職活動を支援した転職者の直接の紹介や口コミがより重要になってきますので、一人一人に丁寧に対応してくれる可能性も高いです。もちろんその場合も、今回紹介した転職エージェントのメリット・デメリットなども踏まえた上で相談をしに行ってください。どんなに感じの良く優秀なキャリアアドバイザーであっても、紹介できる求人案件が極端に少なければ意味がありません。

転職関連サービスそれぞれの良いところと注意すべき点を理解した上で、それぞれのサービスを効果的に利用して、転職活動の成功確率を上げるべきです。

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