2020/12/14

リクルート社員の年収・資産データからリアルなお金事情を分析

リクルート社員の実際の年収・資産データをもとに、リクルート社員のお金事情を分析します。年収をはじめ、貯金・運用資産、家族構成や保険の加入状況、住居費用、持ち家か賃貸か、不動産投資まで、リクルート社員のリアルなお金のデータを公開します。

リクルート社員の実際の年収・資産データからお金事情を分析

OpenMoneyに登録・掲載されてるリクルート社員21名のデータをもとに、リクルート社員のリアルなお金事情について見ていきます。(2020年12月3日時点)

本記事におけるリクルート社員は、以下に所属する方となります。

・株式会社リクルート

・株式会社リクルートキャリア

・株式会社リクルートライフスタイル

・株式会社リクルート住まいカンパニー

・株式会社リクルートスタッフィング

・株式会社リクルートテクノロジーズ


※OpenMoneyの登録・掲載データは、運営事務局にて正確性の審査を十分に行っていますが、ユーザーの皆様にご登録いただいた情報です。不正確・虚偽の可能性の高いユーザーデータは厳格にアカウント停止措置などを取っていますが、正確性を保証しているわけではありませんので、あらかじめご了承ください。

年代の内訳

年齢は25歳から39歳まで。平均年齢は30.0歳、年齢の中央値は29歳です。

各年代の内訳は以下の通りです。他の業界・企業のデータと同様に、30歳前後の方の登録が非常に多いです。

家族構成など

21名のうち、配偶者がいるのが9名(42.9%)、そのうち子どもがいるのが5名です。配偶者の有無、こどもの有無も他の業界・企業のデータと大きく変わりません。

リクルート社員の年収

21名のリクルート社員の平均年収は953万円(平均年齢30.0歳)、年収の中央値は800万円(年齢の中央値29歳)でした。

各年収レンジの人数・割合は、以下表・グラフの通りです。

21名分のデータのため、言い切ることは難しいのですが、以下のような傾向が見られます。

・総合商社、コンサルティングファームほどではないが、総じて年収は高い。

・早ければ30代前半で年収1,200万円を超え、30代中盤以降では年収1,500万円以上のケースも多い(21名のデータの最大値は1,950万円)。

・総合商社のように、30代で誰もが年収1,000万円を超えるわけではない。

住居費用や毎月のキャッシュフロー

住居のタイプと住居費用

まずは住居のタイプは以下の通りです。

日系大企業によく見られる社宅はなさそうです。それぞれの住居費用の平均値は、「賃貸」が10.4万円、「持ち家」が17.4万円です。全体の平均値は12.1万円、21名の中での住居費用の最大値は20万円であり、年収の高さに比べて安い住居費用であると言えます。

毎月貯金や投資に回している金額

毎月貯金や投資に回している金額は、平均値で12.8万円、中央値で7万円です。最小値は0円、最大値は40万円で、OpenMoneyに登録されている同じ年収レンジの層と大きく変わりません。

貯金や運用資産のデータについては、次の段落で詳しく見ていきます。

貯金と運用資産(金融資産)

OpenMoneyに登録・掲載されているリクルート社員21名(25歳〜39歳)の平均貯金額は507万円、中央値では200万円となっています。これも、年収が同水準の他業種・他企業と大きく変わりません。

この貯金額に、「貯金以外の金融資産」を加えた金融資産の合計金額で計算すると、平均の金融資産額は1,058万円、中央値では340万円となります。


参考:

総合商社社員48名の平均は1,242万円、中央値は850万円

コンサルティングファーム社員91名の平均は1,122万円、中央値は550万円

リクルート社員21名のうち16名が何かしらの投資・資産運用をしている

リクルート社員21名のうち、75%以上に当たる16名が何かしらの投資・資産運用をしています。16名のうち15名が、自社株を含む国内株式や投資信託、米国株で運用しています。また、貯金のほかは不動産投資のみという方も1名いました。

年収の高低にかかわらず、少額からでも資産運用を始めている人も多いようです。

生命保険の加入状況

リクルート社員21名のうち、生命保険に加入しているのは9名(42.9%)でした。配偶者の有無、子どもの有無別で見ると、配偶者あり(既婚)の場合で9名中5名(55.6%)が加入、配偶者なし(独身)の場合では12名中4名(33.3%)が加入していました。さらに、子どものいる5名のうち、3名(60%)が加入しており、結婚・出産とともに保険の加入率が大きく上がっていきます。一方で、結婚・出産を経ても生命保険に加入しない方も一定割合でいます。

リクルート社員の間でも圧倒的なプレゼンスのプルデンシャル生命

総合商社やコンサルティングファームでのデータでも、驚異的なプルデンシャル生命保険への加入率が目立ちましたが、リクルート社員でも同様です。

加入している生命保険会社が判明している6名のうち、4名がプルデンシャル生命保険へ加入しています。

不動産投資や節税に対する意識

リクルート社員21名のうち、3名(14.2%)が不動産投資を行っていました。(参考:総合商社48名のうち14.5%の7名、コンサルティングファーム91名のうち14.2%の13名が不動産投資を行っている。)さらに、半数近くの方が「不動産投資に興味がある」と回答しています。その他の各質問項目に対する回答は以下の通りです。

ここでも、総合商社やコンサルティングファームのデータと同様に、保険の見直し以外についてお金全般に対する強い関心が見られます。

また、総合商社やコンサルティングファームと比べて特徴的なのが、「お金に関する無料相談」について「興味がない」と回答している割合がかなり少ないことです。わからないことは積極的に人の意見も聞こうという姿勢が強い人が多いと言えるかもしれません。

高年収層はお金のこともしっかり考えている

以上、リクルート社員の実際の年収・資産データから、リクルート社員のリアルなお金事情について見ていきました。総合商社やコンサルティングファーム同様、給与水準は高く、お金についてもしっかりと考えている方が多いようです。

OpenMoneyでは、今後も各業界や各企業のデータをまとめていきます。また、資産運用・資産形成を中心に、専門家やユーザーへのインタビュー記事なども掲載していく予定です。

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