2022/01/12

クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、何が違う?最近注目されているBNPLとは?それぞれの特徴を比較

キャッシュレス化が進み、現金以外の決済方法を利用する機会も増えています。こちらの記事では、その中でも保有率の高いクレジットカードと近年利用者を伸ばしているデビットカード、プリペイドカードの特徴や違いについて、また最近話題になっている後払い決済BNPLとクレジットカードの違いについても解説します。

現金に代わる決済手段、どう使い分けるか

キャシュレス化が進み、クレジットカードをはじめ、電子決済やQRコード決済など、現金に変わる決済方法として様々な決済手段が登場しました。その中でもクレジットカードはとりわけ普及率が高く、ジェーシービーが行った「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版(20代〜60代の男女3,500人が対象)の調査結果によると、クレジットカードの保有率は86.6%と他のキャッシュレス決済方法と比較して1番高くなっています。

同じカード決済の方法として、他にデビットカード、プリペイドカードがあります。同じ発行会社から同じブランドでクレジットカード、デビットカードなど複数種類発行されていることもありますが、それぞれのカードの違いがいまいちよくわからないという方もいるかもしれません。それぞれのカード特徴を知ることで、上手く活用しましょう。

クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードそれぞれの違い

■支払い方法・利用可能額

3つのカードを比較した際、特に大きな違いと言えるのが支払方法です。クレジットカードは個々に設定された利用可能枠の範囲内での「後払い決済」になります。決済回数は一回から分割、リボ払い、ボーナス払いと選ぶことができます。

それに対し、デビットカードは預金口座を紐付ける「即時決済」となります。なので、口座残高が利用限度となりますが、1日や1ヶ月の単位で限度額が設定されている場合や、自分自身で限度額が設定できるものがあります。

プリペイドカードは事前にカードへチャージをする「前払い決済」です。利用可能額やチャージ方法はカード会社ごとに異なります。チャージの方法としてコンビニ決済や銀行振込などさまざまありますが、チャージ方法によっては手数料がかかることもあるのでその点はチェックが必要です。

デビットカード、プリペイドカードが利用できるのは一回払いのみですが、デビットカードはサブスクリプションサービスの支払いなど定期的な支払いのあるものに対する決済手段として選択が可能です。

■入会審査

クレジットカードは信用取引になるので、審査基準の厳しさはそれぞれ変わるものの基本的にどのカードでも審査があります。

デビットカードでは原則審査はありません。一部信用取引ができるカードで必要なものはありますが、基本的には15歳以上であり銀行口座を保有又は新規開設できる状況にあれば申し込みが可能です。

プリペイドカードも事前チャージ方式というカードの性質上審査はありません。年齢制限についても、そもそもないものや、小学生以上、中学生以上と発行会社ごとに異なります。3種類のうちでは1番対象の広いカードです。

■年会費

クレジットカードの年会費はカードにより異なりますが、ベーシックカードでは無料のものが多く、カードのランクが上がるごとに年会費も高額になっていくのが一般的です。

デビットカードでは年会費無料のものが多く、かかるものでも1,000円程度がほとんどです。年会費のかかるものでは初年度無料や前年度の利用状況など条件に応じて翌年以降も無料となるものもあります。

プリペイドカードは基本的に年会費は無料ですが、発行手数料や方法によってはチャージ手数料がかかることがあります。

■国際ブランド

国際ブランドごとに発行されているカードの種類は異なり、それぞれ以下のようになります。

American Expressとダイナースクラブはクレジットカードのみです。

また、銀聯(UnionPay)のプリペイドカードは最近までクレディセゾンのNEO MONEYが発行していましたが、2021年9月にNEO MONEYがサービスを終了したため現在日本国内での発行はありません。

それに代わり、すでに日本国内でデビットカードの発行をしている中国銀行、中国工商銀行に加え中国建設銀行でも2021年6月より発行が開始されるようになりました。


クレジットカード

VISA、Mastercard、JCB、American Express、ダイナースクラブ、銀聯(UnionPay)

デビットカード

VISA、Mastercard、JCB、銀聯(UnionPay)

プリペイドカード

VISA、Mastercard、JCB

市場拡大中の新しい決済手段 BNPL

最近、新たな決済手段として欧米を中心に世界的に利用者が急増しているのがBNPLです。BNPLとはBuy now pay laterの略であり、後払い決済を指します。

日本で展開されている主なBNPLサービスとして、Paidyやメルカリのメルペイスマート払い、ZOZOのツケ払い、楽天ペイの後払い決済などが挙げられます。特に日本のスタートアップ企業であるPaidyは2021年9月に電子決済サービスの米大手Paypalが買収したことでも話題になりました。今後もまた新たな企業が参入し、市場が拡大していくと予想されています。

BNPLはカードが発行されるものではないので、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードとは根本的に違いますが、同じ後払いという点で、クレジットカードとの違いを見ていきます。

クレジットカードは入会時に収入や勤務先などを基にした審査がありますが、BNPLは登録のみで審査はなし、またはあったとしても厳しくはありません。クレジットカードと同じく分割払いが利用でき、その際には基本的に利息や手数料は課されません。クレジットカードのリボ払い・分割払いには利息が発生するのでこれは大きな違いです。この点で、普段クレジットカードを利用している人でも、高価なものを買う際にBNPLを利用するという人も増えています。

ただ、利用限度額は各社異なり、最初は少額からはじまり、利用状況に応じて拡大していくというパターンもあるので高価なものを購入するのに利用しようと考えている方は一度確認をされることをおすすめします。

また、BNPLは手数料や利息はかからないものの、支払いが遅延した場合には遅延損害金が発生する場合が多いので、使い方には注意が必要です。

■特徴まとめ


クレジットカード デビットカード プリペイドカード BNPL
決済タイミング 後払い 即時 前払い 後払い
支払方法

一回、分割、リボ、ボーナス

一回 一回 一回、分割
利用可能額

審査により設定される

預金残高の範囲内(別途上限が設けられている場合あり)

チャージ残高の範囲内(上限は発行会社ごとに異なる)

事業者ごとに異なる

入会審査 審査あり 基本的になし/簡易 基本的になし 基本的になし
年会費 無料〜数十万円 無料〜数千円まで 無料 無料
国際ブランド

VISA

Mastercard

JCB

AmericanExpress

ダイナースクラブ

銀聯(UnionPay)

VISA

Mastercard

JCB

銀聯(UnionPay)

VISA

Mastercard

JCB

なし

それぞれのカードの特徴を活かしより便利に

クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードの違いについて、また、最近話題になっている新たな決済方法BNPLについて解説しました。カードごとの特徴として、支出管理がしやすくなったり、使いすぎを防げたりなどそれぞれのメリットがあるので、目的や悩みに合わせ上手く使い分け活用してみてください。

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