openmoney
給与版
  • 無料ユーザー登録
    ログイン

    投資のデータを閲覧するには
    OpenMoney投資版へ

2022/09/07

クレジットカードの種類と特徴【一般カードからブラックカードまで】

クレジットカードの4種類のランクについて解説します。クレジットカードはそのランクによって年会費や付帯する保険やサービスなども変わってくるため、自分に合ったカードを選ぶことが大切です。本記事ではそれぞれのランク別の特徴、また高ランクのカードを持つメリットについても解説していきます。

クレジットカードのランクとは?

キャッシュレス化が進み、コロナ禍の中での生活様式の変容により、より多くの人が利用するようになったクレジットカード。銀行や交通機関、スーパーなど様々な企業がクレジットカードを発行していますが、企業ごとに多種発行されるカードにはランクが存在します。

ランクは「一般カード」「ゴールドカード」「プラチナカード」「ブラックカード」の4種類に分類され、ランクが上がるごとに審査も厳しくなり希少性も高まります。ランクの違いによって年会費や付帯保険、各種サービスも内容が異なるため、カードの用途や自身の生活スタイルに合わせ、最適なカードを選ぶことが大切です。

本記事では、4種類のカードランクそれぞれの特徴やランクの高いカードを持つことのメリットについて解説していきます。

4つのランクそれぞれの特徴

1. 一般カード

スタンダードカード、シルバーカードとも呼ばれる基本のカードです。年会費は無料〜2,000円程度。発行会社にもよりますが、他のランクに比べ審査に通りやすいので学生や所得のあまり多くない方でも申込みがしやすいのが特徴です。発行当初の利用可能額の平均は10万円〜50万円です。

また、カードのデザインも豊富で、ワントーンのシンプルなものからディズニーやサンリオ、アニメ等のキャラクター、動物、アイドルやアーティストとのコラボカードなどまで幅広いデザインがあるので好みのものを選びやすいという点も大きなポイントです。

2. ゴールドカード

一般カードのワンランク上にあたるカードで、年会費は10,000円〜15,000円程度です。年会費は上がるものの、一般カードに比べポイント還元率は高く、その他にも付帯保険や空港ラウンジの無料利用、レストランやショッピングでの特典等サービスが充実しているのが大きな特徴です。一般カードに比べ、年齢や収入など申込条件が高めに設定されています。発行当初の利用限度額の平均は50万円〜100万円です。

現在では初年度年会費無料となるキャンペーンも多くあり、2年目以降も利用状況により無料となるカードも出てきているので、さらにメリットを享受しやすくなりました。

3. プラチナカード

ゴールドカードのワンランク上にあたるカードです。発行会社によってはこのプラチナカードを最上級のカードとして扱っている場合も多くあります。年会費は20,000円〜30,000円程。ゴールドカードよりもさらに審査基準は厳しく、希少性のあるステータスの高いカードと言えます。以前は発行会社からの招待制が基本でしたが、最近では申込制に移行する会社も増えています。

付帯保険やサービスはゴールドカードよりもさらに充実した内容になりますが、一番の特徴としては、365日コンシェルジュサービスや、年会費429ドルのプライオリティ・パス(プレステージ)が無料で申込みできる等が挙げられます。


※365日コンシェルジュサービス:24時間365日対応のサービスで、大きく分けるとレストランやコンサート、記念日のプレゼントなどの「予約代行」と、旅行の相談から手配、また旅行中のトラブル対応などの「旅行サポート」の2種類のサービスに分かれます。

※プライオリティ・パス:140以上の国や地域、500以上の都市における1,200か所以上の空港ラウンジを利用できる会員サービス。3つのグレードがあり、グレードによって年会費や利用条件も異なります。

4. ブラックカード

最高ランクとされるクレジットカードです。始まりはアメリカン・エキスプレスが1999年に発行した最高ランクの「センチュリオン・カード」で、その券面が黒かったことからブラックカードと呼ばれ、その後も同ランクのカードの通称として使われるようになったようです。

稀に申込制のものもありますが、基本的には発行会社からの招待制です。ブラックカードを発行している会社自体少なく、所有者もクレジットカード保有者のうちの極少数に限られるため、その詳細は公開されていないことがほとんどです。年会費は数万円〜数十万円。プラチナカードまでに付帯するサービスの他、専用コンシェルジュサービスやブラックカード会員限定イベントなど最高級のサービスが受けられます。

入手したい場合は、明確に公表されてはいませんが、各社の招待基準や条件を満たすことはもちろん、発行会社のゴールドカードまたはプラチナカードを申込み、長期的に利用する、クレジットヒストリー(ローンやカードの利用実績)を磨くなどの条件をクリアする必要があります。

高ランクカードを選ぶメリット

1. ステータスの高さ

ゴールドカード以上は一般カードに比べそのランクが上がるごとに審査基準も厳しくなっていきます。その厳しい基準をクリアしているということはそれだけ支払い能力を認められいて、社会的な信用度も高いということです。その点において、カードのランクはステータスとも密接に関わります。特に海外ではその傾向が強く、日本以上にステータスが重視されます。そこで高ランクのステータスカードが身分証明書の代わりとなり、社会的地位を証明してくれます。

2. 利用可能枠が大きい

カード所有者の支払い能力によっても異なるので一概には言えませんが、一般的にはクレジットカードのランクが上がるほど利用可能枠も上がります。たとえば楽天カードの場合、ランクごとの利用可能枠は以下のようになります。常に利用可能枠に余裕をもって利用したい方はランクの高いカードがおすすめです。

カードの種類 利用可能枠
楽天カード 最高100万円
楽天ゴールドカード 最高200万円
楽天プレミアムカード 最高300万円

3. 付帯保険の充実

国内・海外旅行傷害保険やショッピング保険、個人賠償責任保険等カードによって自動付帯する保険は変わりますが、それぞれの保険についてカードのランクが上がるほど補償内容も手厚くなります。

たとえば、JCBカードの旅行傷害保険ではカードごとに以下のような違いがあります。ランクが上がるごとにより充実した補償内容となり滞在先でもさらに安心して過ごすことができます。

カード種類 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険
JCB一般カード 最高3,000万円※ 最高3,000万円※
JCBゴールド 最高5,000万円 最高1億円※
JCBプラチナ 最高1億円 最高1億円

※カード利用などの条件あり

4. 付帯サービスの充実

付帯サービスについてもカードのランクが上がるごとに内容は豊富になります。ポイント還元のあるカードでは通常高ステータスカードはその還元率が一般カードよりも高く設定されています。

また、空港のラウンジ利用サービスやホテルでの特典等、旅行関係のサービスが充実しているというイメージのある方は多いかもしれませんが、それだけではありません。ショッピングやレストラン、コンサートやテーマパークでの様々なサービスや特典が受けられるのも大きな魅力です。

自分の生活スタイルに合った最適なカードを

旅行保険やショッピング保険など、付帯しているものも多い保険はもちろんですが、その他のサービスや特典は発行会社ごとに、また同じ発行会社でもカードごとに異なります。年会費を払っても利用しない特典が多くついていては無駄になってしまうので、年会費と各種サービスのバランスをみて、自分に合ったカードを選ぶようにしましょう。