2022/09/13
JCBの人気クレジットカードおすすめ10選
クレジットカードを選ぶ際に大切なポイントの一つとなるブランド。どのブランドを選択するかによって使用感や満足度も変わってきます。この記事では、日本発の国際ブランドJCBの歴史や特徴、おすすめのクレジットカードについて解説します。
日本発の国際ブランドJCB
クレジットカードの5大国際ブランドと言われるVISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Cilbのうち4つがアメリカのブランド、JCBのみが唯一の日本ブランドであるため「サムライカード」と呼ばれることもあります。
海外でのシェアはあまり多くありませんが、日本では第一位のVISAに続き第2位(2020年イプソス調べ)。約35,000店の加盟店は国内に多いため利用機会も多いこと、また日本の老舗ブランドとしての信頼性からステータスカードとして持つ人もいます。
海外での利用はVISAやMastercardと比べ利便性は高くありませんが、最近ではAmerican ExpressやDiners、中国の銀聯との提携により利用できる場所も増えています。
純国産カード会社の誕生
1961年、三和銀行(現三菱UFJ銀行)と日本信用販売(現三菱UFJニコス)の共同出資により、純国産のカード会社「株式会社日本クレジットビューロー(JCB)」が誕生し、日本初の汎用型クレジットカードが発行されたのがJCBの始まりです。1964年の海外渡航自由化により海外旅行も増え、海外でのクレジットカード利用の需要も増えつつありました。国内のクレジット会社が海外の国際ブランドとの提携を進める中、日本の高度成長期も後押しとなりJCBは独自の海外展開を決断します。
1981年、ついに海外への展開を開始。国際ブランドとしての道を歩み始めます。記念すべき初の海外加盟店は香港のDFSでした。
JCBの特徴
1. OkiDokiポイントが貯まる
JCBでは、対象カードの毎月の利用額に応じて1,000円につき1ポイント、「JCB CARD W 」「JCB CARD W plus L」の場合は常時2ポイントのOkiDokiポイントが貯まります。毎月の利用額の合計に対して付与されるので、1,000円未満の少額決済の積み重ねも対象になり端数が無駄になりにくいシステムです。
また、JCBオリジナルシリーズパートナーでの利用やOkiDokiランドを経由しての買い物でポイントアップするなどポイントは比較的貯めやすく、貯まったポイントは商品やチケットとの交換から寄付まで幅広い選択肢があり使い勝手が良いのも魅力です。
2. ディズニーのオフィシャルスポンサー
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのオフィシャルスポンサーであるJCBでは、会員向けにさまざまなイベントへの招待や、ペアパークチケット等豪華な賞品が当たる「JCBマジカル」というキャンペーンを年に2回開催しています。
その他にも、カード利用で貯まったOkiDokiポイントはディズニーオリジナルグッズやパークチケット等に交換可能できるなどのメリットもあり、ディズニーファンであれば一枚持っておきたいブランドです。ディズニーデザインのカードが選べるのはJCBだけです。また、一般のJCBカードよりもさらに特典が充実したディズニーJCBカードの発行もしています。
3. 旅行先でも安心の「JCBプラザ」「JCBラウンジ」
日本からの渡航者の多い都市のうち9都市に「JCBプラザ ラウンジ」、27都市に「JCBプラザ」が設置されています。どちらもJCBのサービス窓口として、緊急時の対応はもちろん、観光案内やJCB加盟店のレストランやツアーの予約などのサポートが受けられます。
「JCBプラザ ラウンジ」ではさらに無料でのインターネット使用やプリントアウト、フリードリンク、マッサージ機の使用や傘のレンタルサービス等もあります。海外旅行時の心強い味方です。
4. JCB STAR MEMBERSサービス
「JCB STAR MEMBERS」とは、JCBカードを年間に一定以上の金額利用した場合に自動で登録されるサービスです。メンバーになると2つの特典があります。まず1つはOkiDokiボーナスアップ。メンバーランクと所持カードによって10%から最大で70%までポイントアップします。2つめはキャンペーンチャンスアップです。JCBでは会員向けに様々なキャンペーンを行っていますが、メンバーランクに応じて応募口数が倍以上になります。
JCBオリジナルシリーズのおすすめカード
ここでは、JCBが自社で発行するプロパーカード「JCBオリジナルシリーズ」の代表的なカード、おすすめカードをご紹介します。
■最もベーシックなプロパーカード
JCB一般カード
- 年会費
- 1,375円(税込)
WEB入会に限り初年度無料、「MyJチェック」の登録と年50万円以上の利用で翌年度無料
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.3%
スカイマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- QUICPay
・オンラインでの入会に限り初年度無料となる年会費は、ウェブ明細サービス「MyJチェック」への登録と年間50万円以上の利用で翌年も無料に。
・通常のポイント還元率は0.5%。セブンイレブンで3倍、スターバックスで10倍などJCBオリジナルシリーズパートナーでの利用でポイントは2倍以上に。加盟店のジャンルも幅広く、日常利用する身近な店舗も多く加盟。
・ネットでの買い物の際にはJCBが運営する「OkiDokiランド」を経由することで最大20倍のポイントが貯まる。
・年間100万円以上の利用で「JCB STAR MEMBERS」に自動登録され、スターα PLUSにランクに。特典として翌年のOkiDokiポイントが50%UP。
■ワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待も
JCBゴールド
- 年会費
- 11,000円(税込)
初年度無料
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.3%
スカイマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- QUICPay
・年間100万円以上の利用で「JCB STAR MEMBERS」に自動登録され、スターα PLUSにランクに。特典として翌年のOkiDokiポイントが50%UP。
・JCBオリジナルシリーズパートナーやOkiDokiランドを経由してのカード利用でポイントが2倍以上、「MyJチェック」登録後の海外利用でも常に2倍。
・ポイントの有効期限は3年。
・国内の主要空港とハワイダニエル・K・イノウエ空港のラウンジが無料。
・海外旅行傷害保険 : 補償額最高1億円(内5,000万円分が自動付帯)
・国内旅行傷害保険 : 補償額最高5,000万円(自動付帯)
・ショッピングガード保険(海外・国内) : 年間最高500万円(自己負担額は1事故につき3,000円)
・全国の対象レストランで、事前予約の上、支払いにカードを利用すると利用金額またはコース料金より20%OFF。
・2年連続の年間100万円以上の利用で、プライオリティ・パスへの無料申込や、全国各地の対象店での宿泊優待やレストラン優待などさらに充実したサービスが受けられるワンランク上のゴールドカード「JCBゴールド ザ・プレミア」への招待が受けられる。
■特典充実のステータスカード
JCBプラチナ
- 年会費
- 27,500円(税込)
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.3%
スカイマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 家族カードが一枚まで無料
- 365日24時間利用可能なプラチナ•コンシェルジュデスク
- プライオリティ・パス
- グルメ•ベネフィット
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・家族カードは1枚まで無料。
・基本的なポイント付与率などは一般カード、ゴールドカードと変わらないが、「JCB STAR MEMBERS」の対象カードとなるため、年間の利用金額に応じたボーナスポイントが別で貯まる。
・海外旅行傷害保険 : 補償額最高1億円(自動付帯)
・国内旅行傷害保険 : 補償額最高1億円(自動付帯)
・国内や海外の有名ホテルでの特典付き宿泊。
・国内・海外航空機遅延保険(自動付帯)
・プラチナ・コンシェルジュデスク:365日24時間、旅行をはじめレストランやチケットの手配やサポートを専任コンシェルジュに相談できる。
・プライオリティ・パス:申込みにより世界1,300ヶ所以上の空港ラウンジを無料で利用できる。(同伴者は利用ごとに税込2,200円)
・JCB Lounge京都:京都駅ビル内にあるラウンジを利用可能。家族カードでも利用可。
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンラウンジ招待:「ザ・フライング・ダイナソー」施設内にあるラウンジを利用可能。アトラクション優先搭乗サービスあり。
・グルメ・ベネフィット:国内厳選レストランで2名以上で所定コースメニューを予約した場合、1名無料となる優待サービス。
■JCB一般カードの2倍ポイントが貯まる
JCB CARD W
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜5.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.6%
JALマイル : 0.6%
スカイマイル : 0.6%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- Amazon、セブンイレブンなど優待店ではポイント還元率がアップ
- 付帯保険
- 海外旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・毎月の利用金額によって1,000円につき2ポイント付与。JCB一般カードは1,000円につき1ポイントなのでJCBオリジナルシリーズの中ではポイントの貯まりやすいカードと言える。
・ポイントアップ登録の上、JCBオリジナルシリーズパートナーでの利用で、セブンイレブンではポイント3倍、Amazonでは4倍に。また、スターバックスでオンライン入金・オートチャージを利用又はe giftの購入でポイントは10倍にまでUP。
・貯まったポイントは1P=3円としてカードの支払いに利用できる他、スターバックスカードへは1P=4円として、Amazonでは1P=3.5円として便利に利用できる。
・QUICPay(nanaco)と紐づければセブンイレブンでの利用時にnanacoポイントも付き、ポイント二重取りが可能。
・OKiDokiランド経由の買い物でポイント倍率UP。
■JCB CARD Wのスペック + 女性に嬉しい特典
JCB CARD W plus L
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜5.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.6%
JALマイル : 0.6%
スカイマイル : 0.6%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- Amazon、セブンイレブンなど優待店ではポイント還元率がアップ
- 付帯保険
- 海外旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・毎月の利用金額によって1,000円につき2ポイント付与。JCB一般カードは1,000円につき1ポイントなのでJCBオリジナルシリーズの中ではポイントの貯まりやすいカードと言える。
・ポイントアップ登録の上、JCBオリジナルシリーズパートナーでの利用で、セブンイレブンではポイント2倍、Amazonでは4倍。また、スターバックスでオンライン入金・オートチャージを利用又はe giftの購入でポイントは10倍にUP。
・OKiDokiランド経由の買い物でポイント倍率UP。
・毎月のプレゼント企画や美容や健康、旅行、ウェディングなどさまざまなジャンルの協賛企業での優待が受けられる。
・通常の疾病だけでなく、女性特有の疾病に対する保険を手頃な保険料で申し込むことができる。
おすすめの提携カード
ここでは、国際ブランドJCBからライセンスの提供を受け各社が発行している提携カードでおすすめのものをご紹介します。
■楽天ユーザー必携カード
楽天カード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント3倍
- 楽天のグループサービスの利用で、ポイント還元率アップ「スーパーポイントアッププログラム」
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・貯まったポイントは1P=1円として楽天グループや街の加盟店で利用可能。
・楽天証券を利用している場合、投信積立をクレジットカードでの引き落としにすることで決済額に応じたポイントが貯まり、そのポイントは毎月の積立に利用することもできる。
・楽天カードを2枚まで作成可能。支払い口座を分けることもできるので用途別に管理ができる。また、異なるブランドで作成することで利便性が高まるなどのメリットがある。
■どこでも1.2%の還元率が魅力
リクルートカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- リクルートポイント
- ポイント還元率
- 1.2〜4.2%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- リクルートのネットサービスの利用でポイント還元率アップ
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・還元率は常時1.2%の高還元。ポイント付与対象外や還元率が低く設定されていることも多い電子マネーへのチャージでも同じ還元率。(毎月30,000円までの利用が対象)
・じゃらんやホットペッパービューティー、ポンパレモールなどの系列サービスを利用すれば還元率は最大4.2%。
・貯まったポイントはリクルートの関連のサイトでの利用の他、dポイント、Pontaポイントへの交換も可能。
・VISA、Mastercard、JCBの中から国際ブランドを選択できる。ETCカードを発行する場合、年会費はいずれも無料。VISA、Mastercardは発行手数料が1,000円かかるのに対し、JCBは無料。
■最大11.5%、電車利用でもポイントが貯まる高還元率カード
ビックカメラSuicaカード
- 年会費
- 524円(税込)
初年度無料、年一回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- ビックポイント、JRE POINT
- ポイント還元率
- 1.0〜11.5%
- マイル
- JALマイル : 0.12%(ビックポイント)
- キャッシュバック
- -
- 特典
- オートチャージまたはモバイルSuicaへのチャージで還元率1.5%
- ビックカメラでSuica決済を利用した場合は最大11.5%還元
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- Suica
・通常還元率は1%。モバイルSuicaへのチャージ又はオートチャージで利用した場合、還元率は1.5%に。
・ビックカメラでの支払いにチャージしたSuicaを利用した場合、ビックポイントと合わせて11.5%の高還元率。(Suicaへのチャージは上限20,000円)
・JRE POINTは1ポイント1円として、ビックポイントは1,500ポイント分を1,000円としてSuicaにチャージ可能。
■イオングループでお得。選べるディズニーデザイン
イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)
- 年会費
- 無料
- ポイント
- WAON POINT
- ポイント還元率
- 0.25〜0.5%
- マイル
- JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 系列店での利用はいつでもポイント2倍
- 毎月10日はイオン、イオンスタイルでの利用でポイント5倍
- 毎月20日、30日はイオンで5%OFF
- 付帯保険
- -
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- WAON
・種類の多いイオンカードの中で、ディズニーデザインが選べるのはJCBのみ。
・通常還元率は0.5%と高くはないが、イオングループ対象店舗での利用で常時ポイント2倍。
・毎月10日の「ありが10デー」ではイオン、イオンスタイルでの利用でポイントが5倍、イオングループ以外の一般店での利用でも2倍にUP。
・毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」での利用で買い物代金が5%OFF。
・年間100万円以上の利用など一定の条件を満たすと同デザインのゴールドカードが発行される。ゴールドカードも年会費は無料。全国のイオンラウンジの利用や、旅行時の国内主要空港のラウンジが利用できるなどの特典がつく。
■東京メトロユーザーの陸マイラーにおすすめ
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- 年会費
- 2,200円(税込)
初年度無料
- ポイント
- Oki Dokiポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜1.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 入会時・継続時にそれぞれ1,000マイルのボーナスマイルプレゼント。
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- PASMO
・PASMO機能があるので定期券としても利用可能。
・ANAマイルは入会時・継続時にそれぞれ1,000マイル、搭乗時に+10%のボーナスマイルが貯まる。
・OkiDokiポイントは毎月のカード利用額に応じて1,000円で1ポイント付与。
・メトロポイントは、東京メトロ一回乗車で最大15ポイント、定期券の購入で1,000円につき5ポイント、店舗(200円につき1ポイント)や自動販売機(100円につき1ポイント)でのPASMO利用でもポイントが貯まる。
・貯まったメトロポイントは90%の高レートでマイルへの移行が可能。
・ANA JCBカードを既に持っている場合でも2枚持ちすることができ、それぞれ貯まったマイルは合算できる。
独自の特典や優待が充実のJCB
JCBの歴史や特徴、おすすめのカードをご紹介しました。JCBカードには他にはないJCBオリジナルの特典も多く、特にディズニー関連のものに関してはファンであれば押さえておきたいものばかりです。海外では利用できない店舗もまだ多く一枚では不安があるので、普及率の高いVISA又はMastercardとの2枚持ちが安心です。