2022/09/16
ダイナースクラブカード(Diners Club)の人気おすすめカード5選
クレジットカードを選ぶ際に大切なポイントの一つとなるブランド。ブランドごとに特徴が違い、どのブランドを選択するかによって使用感も変わってきます。この記事では、American Expressと並びハイステータスカードとして知られる国際ブランドDiners Clubの歴史や特徴、おすすめのカードについて解説します。
歴史あるハイステータスカード Diners Club
長い歴史があり、クレジットカードの草分け的存在でもあるDiners Club(ダイナーズクラブ)。設立当初より富裕層向けの事業を展開しており、American Express(アメックス)と並ぶハイステータスカードとしても知られています。
年会費は高額ながらも、その手厚いサービスや特典の多さが魅力です。特にDiners=食事をする人というブランド名通り、食に対する特典が充実していることでも知られています。
レストランでのある思いつきから始まったDiners Club
1950年、創業者マクナマラがレストランで財布を忘れ恥ずかしい思いをしたことから思いつき、友人弁護士とともに設立したのがDiners Clubの始まりと言われています。日本ダイナースクラブの始まりはその10年後、1960年です。観光事業のインフラ整備を目的に日本交通公社(現JTB)と富士銀行(現みずほ銀行)が共同で設立。そして翌年には日本初のクレジットカード ダイナースクラブカードが発行されました。
その後シティ・グループに買収されたダイナースは再度の買収により2008年ディスカバー・フィナンシャル・サービシスの傘下になり、日本では2015年に三井住友銀行信託銀行がシティカードジャパンの全株式を取得し、三井住友トラストクラブに社名を変更し、現在もカードの発行を続けています。
Diners Clubの特徴
1. プロパーカードと提携カード
Diners Clubでは、Diners Clubが自社発行するプロパーカードと、ブランドライセンスを受けて提携会社が発行する提携カードの2種類があります。主な違いは以下です。
プロパーカード:ブランドの付帯サービスが充実している。提携カードに比べステータス性が高い。
提携カード:ブランドの全ての付帯サービスは利用できないものの、提携先独自の特典が利用でき年会費もプロパーカードに比べ比較的低く設定されている。
2. JCBと提携している
Diners Clubの加盟店は2020年時点で世界で約3,400万店。世界シェアトップのVISAやMastercardの加盟店数が7,000万店であることと比べると決済利便性は高いとは言えません。ですが、日本で加盟店数が多いJCBと提携しているためJCB加盟店の多くでも利用することができ、使用できるお店は格段に増えています。
3. コンパニオンカードの発行が可能
プロパーカードであるダイナースクラブカード、ダイナースクラブ プレミアムカード会員を対象に、付帯カードとしてコンパニオンカードと呼ばれるMastercardを無料で作ることのできるサービスがあります。
利便性が上がることはもちろん、Mastercardブランドのプラチナグレード以上のステータスカードが発行されるため、Mastercardサービスの「Taste of Premium®」を利用できることなどがメリットとして挙げられます。また、カード利用代金や付与されるポイントはダイナースクラブカードに合算されるため管理も楽です。
注意点として、コンパニオンカードの発行によりプライオリティ・パスの新規発行ができなくなります。代わりにLoungeKeyの利用ができるようになりますが、対象の空港などが異なるため申込前に確認が必要です。
Diners Clubのプロパーカード
■ステータスカードの代名詞
ダイナースクラブカード
- 年会費
- 24,200円(税込)
初年度無料
- ポイント
- ダイナースクラブ リワードポイント
- ポイント還元率
- 0.4%
- マイル
- ANAマイル : 1%
スカイマイル : 0.5%
マイレージプラス : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- Mastercardのプラチナグレードのステータスを備えた「TRUST CLUB プラチナマスターカード」をコンパニオンカードとして無料で発行
- 対象レストランの所定コース料金の1名分、もしくは2名分が無料になる「ダイナースクラブ エグゼクティブ ダイニング」
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・Mastercard®のプラチナグレードのTRUST CLUB プラチナマスターカードを付帯したコンパニオンカードの発行が可能。ポイントや請求などはダイナースクラブカードに一本化できる。
・100円の利用につき1ポイント貯まるダイナースクラブ リワードプログラムは有効期限がないため好きなタイミングで交換や利用が可能。
・国内外1.000ヶ所以上の空港ラウンジが利用可能。
・海外旅行傷害保険は最高5,000万円の自動付帯。旅行代金のカード利用により海外・国内それぞれ最高1億円に。
・会員限定のツアー開催。
・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
・ごひいき予約.com:なかなか予約の取れない人気店のキャンセル席情報を受け取ることができる。
・Wishダイニング:予約の取りにくいお店の席を事前に確保。
■法人・個人事業主の方におすすめ
ダイナースクラブ ビジネスカード
- 年会費
- 29,700円(税込)
- ポイント
- ダイナースクラブ リワードポイント
- ポイント還元率
- 0.4%
- マイル
- ANAマイル: 1.0%
スカイマイル :0.5%
マイレージプラス : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- ・24時間365日いつでも国内線の予約・発券ができる「JALオンライン」
- ・ダイヤモンド経営者倶楽部「銀座サロン」の利用
- ・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジの利用
- ・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・追加会員は、基本会員が代表・役員を務める法人等または個人事業の役職員、従業員で18歳以上。
・追加カードの発行は枚数の制限なく無料。利用ポイントは基本カードに合算することもできるのでポイントが貯まりやすい。
・社用経費の支払いが可能。
・24時間365日いつでも国内線の予約・発券ができる「JALオンライン」が利用可能。
・ダイヤモンド経営者倶楽部「銀座サロン」が利用可能。
・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジを利用可能。
・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
・ごひいき予約.com:なかなか予約の取れない人気店のキャンセル席情報を受け取ることができる。
・海外旅行傷害保険:基本会員 最高1億円(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円) 追加会員 最高5,000万円(自動付帯2,500万円+利用付帯2,500万円)。
・国内旅行傷害保険:基本会員:最高1億円(利用付帯) 追加会員:5,000万円(利用付帯)
・ゴルフ中のケガからホールインワン・アルバトロス費用までカバーするゴルファー保険の自動付帯。
おすすめの提携カード
■ANAマイルを貯めるならこちら
ANAダイナースカード
- 年会費
- 29,700円(税込)
- ポイント
- ダイナースクラブ リワードポイント
- ポイント還元率
- 0.25〜1.2%
- マイル
- ANAマイル : 1.0%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- ・入会時と毎年の更新時にボーナスマイル2,000マイルをプレゼント
- ・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジを利用可能。
- ・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- -
- 電子マネー
- -
・100円の利用につき1ポイント(1マイル相当)付与。家族カードやETCカードなどとの合算も可能。
・楽天Edyへのチャージおよび利用で200円につき1マイル付与。
・貯まったポイントは有効期限なし。マイル移行上限はなく移行手数料も無料なので好きなタイミングで移行ができる。
・利用可能枠に一律の制限が設けられていないので、高額の利用でポイントを大きく貯められる。
・ANAグループ搭乗ごとにボーナスマイル25%、また入会時と毎年の更新時にボーナスマイル2,000マイルをプレゼント。
・国内外1,000ヶ所以上の空港ラウンジを利用可能。
・海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険共に利用付帯分を合わせ最高1億円。
・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
・ごひいき予約.com:なかなか予約の取れない人気店のキャンセル席情報を受け取ることができる。
■100円の利用で1.5マイルが貯まる高還元が魅力
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード
- 年会費
- 30,800円(税込)
- ポイント
- スカイマイル
- ポイント還元率
- 1.5%
- マイル
- スカイマイル : 1.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・入会時に10,000マイル、毎年の更新時に3,000マイルプレゼント。
・入会後6ヶ月以内のフライト利用で最大25,000マイルをプレゼント。
・2021年オープン予定の東京国際空港をはじめとして世界各国に設置されたラウンジ「デルタスカイクラブ」を年3回または3名まで利用可能。
・海外旅行傷害保険は利用付帯分を合わせ最高1億円。
・国内旅行傷害保険は最高1億円の利用付帯。
・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
・ごひいき予約.com:なかなか予約の取れない人気店のキャンセル席情報を受け取ることができる。
・Wishダイニング:予約の取りにくいお店の席を事前に確保。
■ダイナースクラブとニューオータニクラブ、両方の会員特典が利用できる
ニューオータニクラブ ダイナースカード
- 年会費
- 24,200円(税込)
- ポイント
- ダイナースクラブ リワードポイント
- ポイント還元率
- 0.4〜0.8%
- マイル
- ANAマイル: 1.0%
スカイマイル : 0.5%
マイレージプラス : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- -
- 電子マネー
- -
■ニューオータニの特典
・国内グループホテルの宿泊、指定レストラン・バーの利用100円につき5ポイントのニューオータニクラブ ポイント付与。貯まったポイントは専用のホテル券(5,000ポイント=5,000円)に交換。
・ホテルニューオータニ(東京・幕張・大阪・博多・イン札幌・NASPA・イン東京・イン横浜プレミアム)の会員専用「ニューオータニクラブラウンジ」を利用可能。
・スイート最大60%優待やプレゼントなどの誕生日特典。
・宿泊優先予約やクイックチェックイン、レイトチェックアウトサービスなどの特典あり。
■ダイナースの特典
・ニューオータニ直営店での利用でダイナースクラブ リワードポイントが2倍に。貯まったポイントはニューオータニホテルズの宿泊券や食事券にも交換可能。
・国内外1.000ヶ所以上の空港ラウンジが利用可能。
・海外旅行傷害保険は利用付帯分を合わせ最高1億円。
・国内旅行傷害保険は最高1億円の利用付帯。
・エグゼクティブダイニング:対象レストランでの所定コース利用で、1名または2名分の料金が無料に。
・ごひいき予約.com:なかなか予約の取れない人気店のキャンセル席情報を受け取ることができる。
・Wishダイニング:予約の取りにくいお店の席を事前に確保
ステータスで選ぶならDiners Club
Diners Clubの特徴や代表的なカードをご紹介しました。歴史あるDiners Clubは年会費は高額ながらも、そのステータスの高さとそれに見合う又はそれ以上の多彩な特典が魅力です。ステータスカードを探しているという人はぜひ検討してみてください。