2022/08/05
投資信託におすすめのクレジットカード徹底解説
積立投資信託と相性の良いクレジットカードをご紹介します。積立をクレジットカード決済にすることで、その買付金額に応じて、また、投資信託の保有額に対してポイントがもらえるなどのメリットがあります。本記事では、クレジットカードでの積立を行う際のポイントや、相性の良いクレジットカードと証券会社の組み合わせを解説します。
積立投資信託とは
積立投資信託とは、毎月、または毎日などのタイミングで自分で設定していた一定の金額分の投資信託を買付け積み立てていくことを指します。100円や1,000円などの少額でも積み立てが可能なことや、運用自体は投資のプロである運用会社のファンドマネージャーが行うという点から、投資初心者にも挑戦しやすい投資方法と言えます。また、投資信託自体が資産や銘柄、地域を分散させる効果があるので、一定のタイミングで長期的に買い付け続けることで、株や債権の価格変動のリスクの影響を軽減できるというメリットがあります。
クレジットカードで積立投資をするメリット
クレジットカードで積立投資をする大きなメリットは毎月の決済金額に応じてポイントが貯まるという点です。貯まったポイントは加盟店での買い物や商品との交換、また投資に利用することも可能です。
クレジットカードで積立投資をする際の注意点
1. 積立のタイミングは毎月一回のみ
証券会社により異なりますが、多くの会社ではクレジットカード決済の場合、毎月一回決められた日に買付日が決まっています。なので、積立設定のタイミングによっては最初の買い付けが翌月以降になることまあります。買い付け日は自分で選ぶことはできないので注意しましょう。
2. 積立金額に上限がある
積立投資自体には最低投資額のみが設定されていますが、クレジットカード決済の場合毎月の上限金額も設定されているので注意が必要です。多くの会社ではその上限を50,000円としています。
3. 家族カード・ビジネスカードなどは対象外
クレジットカード決済で積立が可能なのは個人カードの本会員のみです。家族カードを利用して積立を行うと贈与税の対象とみなされる場合もあるので注意が必要です。
おすすめのクレジットカード×証券会社
1. 三井住友カード×SBI証券
還元率 | 0.5%(一般カード)/1.0%(ゴールドカード)/ 2.0%(プラチナカード) |
買付日 | 毎月1日 |
申込単位 | 100円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・2021年6月より積立申込開始
・SBI証券の投信マイレージサービスにより、Vポイントとは別に投資信託の保有額に応じてSBIポイントが貯まる。SBIポイントはTポイントなどに交換が可能
三井住友カード(NL)
- 年会費
- 無料
- ポイント
- Vポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜5.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 対象の店舗を最大3つまで登録しカードを利用すると200円につき、通常の1ポイントと合わせてさらに1ポイントプラスとなり、1%還元
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- iD、WAON
・Vポイントは200円の利用ごとに1ポイント付与。対象店の中から3店舗を選び登録・利用することで登録店での利用ポイントが2倍に、また、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ3社とマクドナルドでVISAタッチ決済を利用した場合に最大5%ともなる高還元率が魅力。Apple PayでのVISAタッチ決済利用時にも同じ還元率が適用される。日常での少額決済でもポイントを貯めやすいカード。
・SBIでの投信積立の決済にも利用が可能。積立の金額に応じ0.5%のポイントが付与される。
2. マネックスカード×マネックス証券
還元率 | 1.1% |
買付日 | 毎月24日 |
口座引落日 | 買付日の翌月27日 |
申込単位 | 1,000円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・2022年2月より積立申込開始
・積立方法は毎月、毎日とあるが、クレジットカード決済の場合は毎月のみ
マネックスカード
- 年会費
- 550円(税込)
初年度年会費無料、年一回以上の利用で翌年度無料
- ポイント
- マネックスポイント
- ポイント還元率
- 1.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.25%
JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- -
- スマホ決済
- Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- QUICPay、楽天Edy
・貯まったポイントは提携先ポイントとの交換の他、マネックス証券での株式手数料に充てることも可能。
・2022年2月に「マネックスカード投信積立サービス」を開始。カードでの積立投信決済の還元率は1.1%。
・マネックス証券口座からの即時出金サービスが月5回まで無料。(通常330円/1回)
3. 楽天カード×楽天証券
還元率 | 1%(2022年9月買付分より対象ファンドは0.2%) |
買付日 | 毎月1日or8日 |
口座引落日 | 買付日の当月27日 |
申込単位 | 100円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・1P=1円として投資信託に利用でき、毎月の支払いに充てられる
楽天カード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- 楽天ポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 楽天市場ではポイント3倍
- 楽天のグループサービスの利用で、ポイント還元率アップ「スーパーポイントアッププログラム」
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- 楽天Edy
・貯まったポイントは1P=1円として楽天グループや街の加盟店で利用可能。
・楽天証券を利用している場合、投信積立をクレジットカードでの引き落としにすることで決済額に応じたポイントが貯まり、そのポイントは毎月の積立に利用することもできる。
・楽天カードを2枚まで作成可能。支払い口座を分けることもできるので用途別に管理ができる。また、異なるブランドで作成することで利便性が高まるなどのメリットがある。
4. エポスカード×tumiki証券
還元率 | 0.1%(1年目)〜0.5%(5年目以降) |
買付日 | 商品により異なる |
口座引落日 | 翌月27日or翌々月4日 |
申込単位 | 100円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・tumiki証券はエポスポイントでの投資信託販売の専門証券会社
・年間利用額に応じてもらえるボーナスポイントの対象
・対象商品は5銘柄(NISA4銘柄)と少ない
・100ポイントからポイント投資が可能
エポスカード
- 年会費
- 無料
- ポイント
- エポスポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜2.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.25%
JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 年4回あるマルイのショッピング優待期間「マルコとマルオの7日間」で10%割引
- 付帯保険
- 海外旅行
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay、楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・カード番号は裏面に印字、縦型の特徴的なデザイン
・選べるブランドはVISAのみ。
・年4回あるマルイのショッピング優待期間「マルコとマルオの7日間」での10%割引や、全国各地の施設での優待が魅力。
・会員限定のサイト「EPOSポイントアップサイト」を経由した買い物でカード利用するとポイントが最大30倍に。
・200円の利用で1ポイント付与されるエポスポイントは、マルイ・モディでの利用で2倍に、またスーパーやコンビニ、公共料金など3つまで選べるお気に入りショップでの利用で最大3倍に。
・マルイ系列以外にも約10,000店でポイントアップや特典などの優待が受けられる。
・海外旅行傷害保険:最高500万円(自動付帯)
5. セゾンカード/UCカード×スマートプラス(マネックス証券)
還元率 | 0.1% |
買付日 | 毎月8日 |
口座引落日 | 買付日翌月4日(セゾンカード)/5日(UCカード) |
申込単位 | 1,000円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・セゾンポケットを利用して積立
・永久不滅ポイント100P=450円換算でポイント投資も可能
・積立対象は2銘柄
・株積立で個別株やETFにも投資可能
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 1,100円(税込)
初年度無料、年1回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- セゾン永久不滅ポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- QUICPayの利用でポイント3%付与(2022年7月31日まで)
- 付帯保険
- -
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・完全ナンバーレスのプラスチックカード。(プラスチックカードなしのセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalもあり。)
・ETCカードの年会費無料。(5枚まで追加発行可能)
・QUICPay加盟店で「Apple Pay」「GooglePay」「セゾンQUICPay」のいずれかを使って買い物をすることで通常0.5%の還元率は3%に(2022年7月31日まで)。2022年8月〜10月末の利用では2%。11月以降は未定。(2022年6月時点)
・24歳以下であれば「セゾンPortal」に登録し、セゾンクラッセで自身のスコアを確認することで、ローソン、セブンイレブン・ファミリーマートでのQUICPay利用で還元率は5%までUP。
※セゾンクラッセは2022年8月31日でサービス終了。
6. 高島屋カード×SBI証券
還元率 | 0.1%(1年目)〜0.3%(5年目以降) |
買付日 | 毎月1日 |
口座引落日 | 買付日の翌月4日 |
申込単位 | 100円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・高島屋の相談カウンターで資産運用の相談ができる
・SBI証券の投信マイレージサービスで月間平均保有額に応じてTポイントが貯まる
・ポイント利用での積立は不可
タカシマヤカード
- 年会費
- 2,200円(税込)
初年度無料
- ポイント
- タカシマヤポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜8.0%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 高島屋(オンラインストアを含む)での利用はポイント還元率最大8%
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行
- スマホ決済
- 楽天ペイ
- 電子マネー
- -
・高島屋では100円の利用につき、一般商品で8%、食料品やレストラン利用で1%、専門店の利用で3%のポイントが付く。
・現金や商品券での支払いでもポイントは貯まる。(ポイント還元率は下がる。)
・貯まったポイントは2,000ポイントから2,000ポイント単位で買い物に利用可能。(有効期限は最大24ヶ月)
・海外旅行傷害保険 : 補償額最大2,000万円(利用付帯)
・国内旅行傷害保険 : 補償額最大1,000万円(利用付帯)
7. auPAYカード×カブコム証券
還元率 | 1% |
買付日 | 毎月1日 |
口座引落日 | 買付日当月10日 |
申込単位 | 100円以上1円単位 |
積立設定上限金額 | 50,000円 |
・2022年3月開始
・還元されたポイントで投信のスポット購入が可能
・au投信ポイントプログラム : 毎月の投資信託保有残高に対し対象商品により0.04%〜0.1%(au通信契約ありの場合)のPontaポイントがもらえる。
・auカブコム証券の資産形成プログラム : 月間平均保有残高に応じて0.005%〜0.24%のPontaポイントがもらえる。
au PAY カード
- 年会費
- 1,375円(税込)
条件次第で無料
- ポイント
- Pontaポイント
- ポイント還元率
- 1.0〜2.5%
- マイル
- -
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 条件を満たすと新規入会&利用特典として最大10,000Pontaポイントプレゼント
- 付帯保険
- 海外旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、楽天ペイ、au PAY
- 電子マネー
- -
・家族カード、ETCカードは年会費無料。
・100円の利用につき1Pontaポイント付与。ETCカードや公共料金の利用でも還元率は変わらない。
・au Payへのチャージで1%(100円=1ポイント)、さらにau Payの利用で0.5%(200円=1ポイント)で、合計1.5%のポイント還元。
・ドミノピザや紀伊國屋書店、Tomod’sなどの提携店では通常ポイントに加え店舗ごとに200円=1ポイント以上のポイントUP。
・au PAY マーケットでの利用で最大16%ポイント還元。
・補償額最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯)
・お買い物あんしん保険付帯(支払限度額/年間100万円)
・貯まったポイントは1ポイント=1円から利用でき、カードの利用料金に充てたり、au Payへのチャージ、au携帯電話の利用料金の支払いにも利用可能。
積立投信はポイントの貯まるクレジットカードで
クレジットカードでの積立投信について解説しました。普段利用するクレジットカード相性の良い証券会社で積立をする、また逆に積立をしようと思っている証券会社と相性の良いクレジットカードを選ぶことでより効率的にポイントを貯めることができます。買い物などでの利用で貯まったポイントも小額から積立可能なので初心者の方にもおすすめです。