2022/09/14
American Express(アメックス)の人気クレジットカードおすすめ10選
クレジットカードを選ぶ際には、決済で便利に使うため、特典やサービスを利用するためなど、何を一番の目的にするかによって選択するべき国際ブランドも変わります。この記事では、5大国際ブランドの中でもハイステータスカードとして知られる「American Express」の特徴や歴史、おすすめのカードをご紹介します。
American Expressとは
歴史のある老舗クレジットカードブランドとして知られるAmerican Express。T&E(トラベル&エンターテイメント)カードとして旅行やレストラン、アミューズメント関連の多くの加盟店で利用できる充実した特典、そしてステータス性の高さが魅力です。
また、世界大戦中の海外旅行者の帰国サポートや天安門事件でのビジネスマンの国外脱出サポートなど、カード会社の業務を超えた柔軟な有事対応が知られています。日本でも、東日本大震災発生直後、被災した会員一人一人に連絡を取り、安否の確認や必要な物資を届けたといわれます。きめ細やかなサービスもAmerican Expressが選ばれる理由です。
運送業として始まったAmerican Express
American Expressの歴史は1850年ニューヨークバッファローで運送業として始まります。当時はゴールドラッシュの真っ只中、国内の輸送ニーズにエキスプレス(急行便)サービスが合致し急成長しました。また、野盗や災害で荷物が被害を受けることが日常的にあった時代に、受けたサービスを全額保証するサービスが支持され、より一層の人気を集めました。その後アメリカ、カナダでクレジットカードの発行を開始。1969年に現在のアメリカン・エキスプレス・カードが誕生しました。
日本では、1917年横浜に初めて事務所が設置されましたが、当時は旅行者のサポートのための会社でした。その後戦争のため一時撤退をするものの、1954年改めて日本支社を設立します。そして1980年には、日本で最初のゴールドカードを発行しました。当時バブル絶頂期であった日本でステータスカードとして爆発的な人気を集めました。
American Expressの特徴
1. プロパーカードと提携カードの2種類がある
American Expressでは、American Expressが自社発行するプロパーカードと、ブランドライセンスを受けて提携会社が発行する提携カードの2種類があります。主な違いは以下です。
プロパーカード:ブランドの付帯サービスが充実している。提携カードに比べステータス性が高い。
提携カード:ブランドの全ての付帯サービスは利用できないものの、提携先独自の特典が利用でき年会費もプロパーカードに比べ比較的低く設定されている。
2. JTB加盟店で利用可能
American Expressの加盟店数は約4,400万店。決済カードとも言われるVISAやMastercardに比べると決済利便性は高いとは言えません。ですが、日本で加盟店数が多いJCBと提携しているためJCB加盟店の多くでも利用することができます。
American Expressのプロパーカード
■歴史あるアメリカン・エキスプレスのベーシックカード
アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 13,200円(税込)
- ポイント
- メンバーシップ・リワード
- ポイント還元率
- 0.33%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
JALマイル : 0.33%
スカイマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- プライオリティ・パス(スタンダード)への無料登録
- 手荷物無料宅配サービス
- 国内外29ヶ所の空港ラウンジ無料利用(カード会員+同伴者1名まで)
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・通常100円の利用につき1ポイント獲得できるメンバーシップ・リワードは、別途「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費3,300円)への加入で加盟店での利用は100円の利用毎に3ポイントにUP。また、ANAマイルへの移行の場合1,000ポイント=1,000マイルのレートで移行が可能になる。
・年会費$99のプライオリティ・パス・メンバーシップ(スタンダード)への無料登録。世界1,200箇所以上の空港VIPラウンジをカード会員、同伴者ともに都度$32で利用できる。
・旅行関連の特典が充実。(海外旅行の際にスーツケース一個を無料配送できる手荷物無料宅配サービス、国内外29箇所の空港ラウンジ利用など)
■旅行・グルメ関連の豪華な特典が魅力
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- 年会費
- 31,900円(税込)
- ポイント
- メンバーシップ・リワード
- ポイント還元率
- 0.33%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
JALマイル : 0.33%
スカイマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 国内外約200のレストランにて所定のコースを2名様以上で予約すると1名様分が無料となる「ゴールド・ダイニング by招待日和」
- 「プライオリティ・パス・メンバーシップ」へ年会費無料で登録
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・家族カード1枚無料。
・通常100円の利用につき1ポイント獲得できるメンバーシップ・リワードは、別途「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費3,300円)への加入で加盟店での利用は100円の利用毎に3ポイントにUP。また、ANAであればマイル移行も1,000ポイント=1,000マイルのレートで可能になる。
・年会費$99のプライオリティ・パス・メンバーシップ(スタンダード)への無料登録。世界1,200箇所以上の空港VIPラウンジをカード会員、同伴者ともに都度$32で利用できる。
・旅行関連の特典が充実。(海外旅行の際にスーツケース一個を無料配送できる手荷物無料宅配サービス、国内外29箇所の空港ラウンジ利用など)
・ゴールド会員向けの旅行予約サイト「ザ・ホテル・コレクション」の国内対象ホテル2泊以上の予約で利用できる15,000円のクーポンやスターバックスモバイルアプリ等で利用できるドリンクチケットのプレゼントなどのカード継続利用特典あり
・ゴールド・ダイニングby招待日和:対象のレストランで所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になる特典。
・スマートフォン・プロテクション:購入日より2年以内のスマートフォンが破損した場合年間最大50,000円まで修理代金が補償される。
■信頼度抜群のハイステータスカード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
- 年会費
- 143,000円(税込)
- ポイント
- メンバーシップ・リワード
- ポイント還元率
- 0.33%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
JALマイル : 0.33%
スカイマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- プラチナ専用デスクの利用
- 2 for 1 ダイニング by 招待日和
- プライオリティ•パス発行無料
- 高級ホテルで部屋の無料アップグレード
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・家族カード4枚まで無料
・メタル素材を利用した高級感のあるカードにセカンドカードとしてプラスチック製のカードが用意されており、用途によって使い分けが可能。
・プライオリティ・パス(プレステージ)への無料登録をはじめ、センチュリオン・ラウンジ、デルタスカイクラブなど世界中の空港のラウンジを利用可能。
・ヒルトン・オーナーズやマリオットなどの世界有数ホテルグループの上級メンバーシップに無条件で登録。各ホテルの特典を受けられる。
・フリー・ステイ・ギフト:毎年のカード更新時に国内の対象ホテルで1泊分の無料ペア宿泊券をプレゼント
・プラチナ・コンシェルジュ・デスク:旅行の相談や各種チケットの手配など365日24時間利用可能。
・アメックス・スペシャル・リザーブ:予約のとりづらい人気店や数々の賞を受賞する名店の席を先行で予約できる。
・2 for 1ダイニング by 招待日和:国内外の対象店舗で2名以上で所定コースを申し込むと1名無料に。
・日本の極 KIWAMI 50:予約の取れない名店を年間50店ラインアップ。当日は会員向けの貸切となっており、その日の特別メニューが味わえる。
旅行好きにおすすめのカード
■世界を代表するホテルヒルトン・ホテルズ&リゾーツとの提携カード
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 16,500円(税込)
- ポイント
- ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
- ポイント還元率
- %
- マイル
- ANAマイル : 0.2%
JALマイル : 0.2%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- カード入会で「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が付帯
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・家族カード1枚目無料。
・ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートでのカード利用で100円につき3ポイント付与。(通常は100円の利用につき2ポイント)
・貯まったポイントはアイテムとの交換の他、ヒルトン系列のホテル予約時に充当したり、クレジットカードとの併用で宿泊料金の精算にも使用可能。
・カード会員となることで、通常であれば年間20日の滞在又は40日の宿泊が条件のヒルトングループ上級会員資格「ヒルトン・オーナーズ・ゴールドステータス」が付与される。特典は2名までの朝食無料サービスや部屋のアップグレード等。
・年間150万円以上の利用とカードの継続でヒルトン系列のホテルに無料で1泊宿泊できるウィークエンド宿泊特典が付く。
■カードの利用・継続でヒルトン系列ホテルに毎年最大2泊の無料宿泊特典
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- 年会費
- 66,000円(税込)
- ポイント
- ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
- ポイント還元率
- %
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.3%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- カード入会で「ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス」が付帯、優遇されたアップグレード条件を満たすと「ヒルトン・オーナーズ・ダイヤモンドステータス」を付帯
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・家族カードは3枚まで無料。(4枚目以降は年会費13,200円/1枚)
・4種類の入会特典あり。入会後6ヶ月以内にそれぞれの利用条件を満たすことで最大146,000ポイント付与。
・ヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾートでのカード利用で100円につき7ポイント付与。(通常は100円の利用につき3ポイント)
・貯まったポイントはアイテムとの交換の他、ヒルトン系列のホテル予約時に充当したり、クレジットカードとの併用で宿泊料金の精算にも使用可能。
・通常であれば年間20日の滞在又は40日の宿泊が条件となるヒルトングループの上級会員資格「ヒルトン・オーナーズ・ゴールドステータス」が無条件で付与される。年間200万円以上のカード利用でさらに上の「ヒルトン・オーナーズ・ダイヤモンドステータス」を獲得することも可能。
・年間150万円以上の利用とカードの継続でヒルトン系列のホテルに無料で1泊宿泊できるウィークエンド宿泊特典あり。年間300万円以上のカード利用でさらに1泊分の無料宿泊特典が付く。
■旅行好きにおすすめの最強カード
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(旧:spgアメックス)
- 年会費
- 34,100円(税込)
- ポイント
- Marriott Bonvoyポイント
- ポイント還元率
- 1.0%
- マイル
- ANAマイル : 1%
JALマイル : 1%
スカイマイル : 1%
マイレージプラス : 1.1%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- カード入会でSPGのホテル&リゾートのエリート会員「ゴールド会員資格」が付帯
- カード継続ボーナスとして「無料宿泊特典」
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- -
・世界最大級のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルとの提携カード。
・年間25泊以上の宿泊が条件となる「マリオットボンヴォイゴールドエリート」会員資格を無条件で付与。ゴールドエリート会員はマリオットボンヴォイ参加ホテル利用によるボーナスポイントの獲得や部屋のアップグレードなど様々な特典が受けられる。
・日常利用で100円につき3Marriott Bonvoyポイントが付与される。
・Marriott Bonvoy参加ホテルでのカード利用では100円につき6Marriott Bonvoyポイント付与。さらに「Marriott Bonvoyゴールドエリート会員資格」により、宿泊時の利用金額1ドルにつき12.5Marriott Bonvoyポイント(通常会員の25%ボーナス)が獲得できる。
・貯まったポイントは世界7,600軒以上のマリオットボンヴォイ参加ホテルの無料宿泊特典や、マイルとの交換も可能。
・毎年のカード継続毎に、国内外のMarriott Bonvoy参加ホテルで利用できる一泊一室2名までの「無料宿泊特典」がプレゼントされる。
■ANAマイルをとにかく貯めたい人におすすめ
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 7,700円(税込)
- ポイント
- ANAアメリカン・エキスプレス メンバーシップ・リワード
- ポイント還元率
- 0.33〜0.5%
- マイル
- ANAマイル : 0.5%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- 入会3ヶ月以内のカード利用で、利用金額に応じ最大40,000マイル相当のポイントをプレゼント。
- カード入会時・毎年の更新時にそれぞれ1,000マイルプレゼント。
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay
- 電子マネー
- 楽天Edy
・入会3ヶ月以内のカード利用で、利用金額に応じ最大40,000マイル相当のポイント獲得。
・旅行や日常の買い物で100円のカード利用につき1ポイント、ANAグループでの利用でポイントは1.5倍。
・ANAカードマイルプラスの加盟店では通常の利用ポイントに加え100円につき1マイルが加算される。
・ANA搭乗時のボーナスマイルの他、カード入会時・毎年の継続時にそれぞれ1,000マイル付与。
・別途「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円)に登録すると、1,000ポイント=1,000マイルのレートで手数料無料での移行が可能。また、このコースへの登録でポイントの有効期限は無期限になるので好きなタイミングで交換ができる。
日常使いでポイントが貯まるおすすめカード
■QUICPay利用で3%の高還元
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 1,100円(税込)
初年度無料、年1回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- セゾン永久不滅ポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜3.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.3%
JALマイル : 0.25%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- QUICPayの利用でポイント3%付与(2022年7月31日まで)
- 付帯保険
- -
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・完全ナンバーレスのプラスチックカード。(プラスチックカードなしのセゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalもあり。)
・ETCカードの年会費無料。(5枚まで追加発行可能)
・QUICPay加盟店で「Apple Pay」「GooglePay」「セゾンQUICPay」のいずれかを使って買い物をすることで通常0.5%の還元率は3%に(2022年7月31日まで)。2022年8月〜10月末の利用では2%。11月以降は未定。(2022年6月時点)
・24歳以下であれば「セゾンPortal」に登録し、セゾンクラッセで自身のスコアを確認することで、ローソン、セブンイレブン・ファミリーマートでのQUICPay利用で還元率は5%までUP。
※セゾンクラッセは2022年8月31日でサービス終了。
■旅行関係をはじめとする多彩な特典
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費
- 11,000円(税込)
初年度無料
- ポイント
- セゾン永久不滅ポイント
- ポイント還元率
- 0.75〜1.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.45%
JALマイル : 0.37%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- 海外旅行、国内旅行、ショッピング
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・毎月の利用合計金額1,000円ごとに国内利用で1.5ポイント、海外利用で2ポイントの永久不滅ポイント付与。
・永久不滅ポイントは有効期限なし。
・毎月の利用状況に応じ6つのクラスに分けられる。クラスが上がるほど還元率がUPし、特典も増える。
・別途SAISON MILE CLUB(年会費4,400円)に加入することで、JALマイルが利用金額1,000円ごとに10マイル、さらに永久不滅ポイントが2,000円で1ポイント貯まる。貯まった永久不滅ポイントは自動でJALマイルに移行される。
■最大10.5%の高還元。貯まったヤマダポイントとANAポイントは相互交換可能
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレスカード
- 年会費
- 550円(税込)
初年度無料、年一回以上利用で翌年度無料
- ポイント
- ヤマダポイント
- ポイント還元率
- 0.5〜10.0%
- マイル
- ANAマイル : 0.12%
- キャッシュバック
- -
- 特典
- -
- 付帯保険
- -
- スマホ決済
- Apple Pay、Google Pay
- 電子マネー
- -
・ヤマダ電機での利用で還元率は10.5%にUP。
・ANAの航空券購入でマイルに加え、それぞれ0.5%のヤマダポイント、永久不滅ポイントが貯まる。
・永久不滅ポイントはヤマダポイント(200ポイント=1,000ヤマダポイント)又はANAマイル(200ポイント=600マイル)どちらにも交換可能。
・ヤマダポイントからANAマイル(4,000ポイント=1,000マイル)、ANAマイルからヤマダポイント(10,000ポイント=10,000マイル)は相互交換が可能。
ステータス性も考えるならAmerican Express
American Expressの歴史や特徴、おすすめのカードについてご紹介しました。近年審査基準が見直されたことにより以前より入会がしやすくはなったものの、依然としてステータス性の高いカードと言えます。プロパーカード、提携カードどちらを選ぶかによってもそのステータス性や特典など変わってくるので、こちらの記事も参考に、目的に合ったカードを選んでください。