【2025年版】20代・30代・40代の「転職で年収は上がる?」—年代×業界×職種で2,500件超のクチコミを分析
2025/12/25(最終更新:2026/01/06)
OpenMoneyは、匿名の給与・転職情報を日々収集し、これまでに2,500件超の「転職レポート」を蓄積してきました。本稿ではそれらをもとに、年代×業界×職種の切り口で、転職時の年収がどの程度「上がる/変わらない/下がる」のかを検証し、金額帯の分布まで可視化します。
要点サマリー(転職時の年収変化の平均値)
- 20代・30代・40代以降の全年代において、約7割の転職ケースで年収アップとなりました。年収アップ金額を見ると20代では100万円未満、40代以降では200万円以上の割合が高くなっています。
- 転職先業界別に見ると、商社(+108.0万円)やコンサル(+96.8万円)への転職は年収アップ金額が大きく、逆にマイナスとなったのは官公庁・非営利団体(▲16.2万円)でした。
- 転職先職種別では、インベストメントバンキング(+165.9万円)への転職が突出して高く、次いで設計(+123.3万円)、コンサルタント(+102.3万円)となりました。一方、販売・接客(▲35.9万円)は年収ダウンの傾向が強く表れました。
20代・30代・40代の転職で年収は上がる?
年代別転職後の平均年収アップ金額
20代
増減額
+58.7
万円
転職前
平均年収
510.8万円
転職後
平均年収
569.6万円
30代前半
増減額
+77.2
万円
転職前
平均年収
671.9万円
転職後
平均年収
749.1万円
30代後半
増減額
+71.8
万円
転職前
平均年収
826.4万円
転職後
平均年収
898.2万円
40代前半
増減額
+130.1
万円
転職前
平均年収
1,000.1万円
転職後
平均年収
1,130.2万円
40代後半以降
増減額
+57.9
万円
転職前
平均年収
1,041.2万円
転職後
平均年収
1,099.2万円
+200万円〜
+100〜+200万円
+〜100万円
±0万円
−〜100万円
−100〜−200万円
−200万円〜
年代別転職後の平均年収アップ金額
- 全年代を通して約7割の転職において年収アップとなりました。
- 20代の転職においては転職前平均年収が510.8万円と低いこともあってか、100万円未満の年収アップにとどまるケースが多くなっています。
- 200万円以上の高額アップは、転職前平均年収が1,000万円を超える40代以降に多い傾向があります。
「業界」別年収アップ金額ランキング(転職先/n≧10)
1
商社
増減額
転職前
平均年収
679.9万円
転職後
平均年収
787.9万円
2
コンサルティング・専門事務所
増減額
転職前
平均年収
699.1万円
転職後
平均年収
795.9万円
3
IT・通信・インターネット
増減額
転職前
平均年収
590.4万円
転職後
平均年収
676.1万円
4
不動産・建設
増減額
転職前
平均年収
573.2万円
転職後
平均年収
656.1万円
5
金融
増減額
転職前
平均年収
696.6万円
転職後
平均年収
770.9万円
6
生活インフラ・交通
増減額
転職前
平均年収
666.0万円
転職後
平均年収
713.1万円
7
メーカー
増減額
転職前
平均年収
635.7万円
転職後
平均年収
680.8万円
8
広告・マスコミ
増減額
転職前
平均年収
525.4万円
転職後
平均年収
562.9万円
9
サービス
増減額
転職前
平均年収
434.1万円
転職後
平均年収
467.2万円
10
流通・小売
増減額
転職前
平均年収
524.3万円
転職後
平均年収
556.7万円
11
医療・福祉
増減額
転職前
平均年収
589.3万円
転職後
平均年収
619.7万円
12
人材・教育
増減額
転職前
平均年収
499.0万円
転職後
平均年収
510.7万円
13
官公庁・非営利法人・団体
増減額
転職前
平均年収
509.5万円
転職後
平均年収
493.3万円
業界別転職後の年収の変化
- 年収アップ金額が大きいのは、業界として比較的高給な商社(+108.0万円)、コンサルティング(+96.8万円)や、市場が拡大しているIT (+85.7万円)です。
- 年収アップ金額が小さい転職先業界には、人材・教育(+11.7万円)、医療・福祉(+30.4万円)、流通・小売(+32.4万円)など労働集約型の業界が並びます。
- 平均の年収変化がマイナスになったのは官公庁・非営利団体(▲16.2万円)で、年収アップ転職が40.9%に対しマイナス転職が43.3%となっていました。
「職種」別年収アップ金額ランキング(転職先/n≧10)
1
インベストメントバンキング
増減額
転職前
平均年収
845.0万円
転職後
平均年収
1010.9万円
2
設計
増減額
転職前
平均年収
530.0万円
転職後
平均年収
653.3万円
3
コンサルタント
増減額
転職前
平均年収
709.9万円
転職後
平均年収
812.3万円
4
アセットマネジメント
増減額
転職前
平均年収
716.0万円
転職後
平均年収
815.6万円
5
PM・ディレクション
増減額
転職前
平均年収
716.5万円
転職後
平均年収
809.3万円
6
データサイエンティスト
増減額
転職前
平均年収
531.7万円
転職後
平均年収
618.8万円
7
ITエンジニア
増減額
転職前
平均年収
538.1万円
転職後
平均年収
612.0万円
8
営業
増減額
転職前
平均年収
577.3万円
転職後
平均年収
645.1万円
9
企画・マーケティング
増減額
転職前
平均年収
666.1万円
転職後
平均年収
728.0万円
10
研究開発職
増減額
転職前
平均年収
653.0万円
転職後
平均年収
712.8万円
11
技術職
増減額
転職前
平均年収
615.0万円
転職後
平均年収
663.7万円
12
コーポレート
増減額
転職前
平均年収
703.7万円
転職後
平均年収
738.9万円
13
公認会計士
増減額
転職前
平均年収
659.1万円
転職後
平均年収
689.1万円
14
バイヤー・マーチャンダイザー
増減額
転職前
平均年収
683.0万円
転職後
平均年収
709.8万円
15
事務
増減額
転職前
平均年収
507.6万円
転職後
平均年収
527.5万円
16
販売・接客
増減額
転職前
平均年収
450.0万円
転職後
平均年収
414.1万円
職種別転職後の年収の変化
- 転職者がそもそも高給なインベストメントバンキングが第1位(+165.9万円)、設計(+123.3万円)が次いで高く、業界としても上位だったコンサルタント(+102.3万円)と続きます。
- 年収アップ金額が小さいのはバイヤー(+26.8万円)、事務(19.9万円)などです。
- 平均の年収変化がマイナスになったのは販売・接客(▲35.9万円)で、年収アップ転職が25.1%に対しマイナス転職が50.1%となりました。
終わりに
本稿が示す内容をあらためて総括します。
- 転職全体で平均+68.1万円、年代問わず約7割のケースで年収アップ。
- 転職前後での年収上げ幅は年齢とともに大きくなる傾向。
- 転職先業界では商社/コンサルティング/ITが、転職先職種ではインベストメントバンキング/設計/コンサルタントが年収アップしやすい。
- 一方で官公庁への転職や、販売・接客職としての転職では年収が下がりやすい。
個人差もありケースバイケースではありますが、「どこからどこへ、どんな職種で転職するか」が年収を大きく左右します。
今後もOpenMoneyでは、転職が年収に与える影響を可視化していきます。