2021/06/02
住友商事社員の年収・資産データからリアルなお金事情を分析
住友商事の社員の実際の年収・資産データをもとに、住友商事社員のお金事情を分析します。年収をはじめ、貯金・運用資産、家族構成や保険の加入状況、住居費用、持ち家か賃貸か、不動産投資まで、住友商事社員のリアルなお金のデータを公開します。
住友商事社員の実際の年収・資産データからお金事情を分析
OpenMoneyに登録・掲載されてる住友商事社員35名のデータをもとに、住友商事社員のリアルなお金事情について見ていきます。(2021年5月6日時点)
※OpenMoneyの登録・掲載データは、運営事務局にて正確性の審査を十分に行っていますが、ユーザーの皆様にご登録いただいた情報です。不正確・虚偽の可能性の高いユーザーデータは厳格にアカウント停止措置などを取っていますが、正確性を保証しているわけではありませんので、あらかじめご了承ください。
年代の内訳
年齢は23歳から41歳まで。平均年齢は30.1歳、年齢の中央値は29歳です。
各年代の内訳は以下の通りです。20代後半~30代前半の方で全体の80%を占めています。
家族構成など
35名のうち、配偶者がいるのが21名(60.0%)、そのうち子どもがいるのが9名(全体の25.7%、配偶者がいるうちの42.8%)です。配偶者の有無、子どもの有無も他の業界・企業のデータと大きく変わりません。
住友商事社員の年収
35名の住友商事社員の平均年収は1,087万円(平均年齢30.1歳)、年収の中央値は1,000万円(年齢の中央値29歳)でした。
(参考:総合商社社員の平均年収は1,172万円、年収の中央値は1,100万円)
各年収レンジの人数・割合は、以下表・グラフの通りです。
住居費用や毎月のキャッシュフロー
住居のタイプと住居費用
住居のタイプについては以下の通りです。
35名のうち14名(40%)が賃貸、7名(20%)が持ち家、そして14名(40%)が社宅でした。それぞれの住居費用の平均値は、賃貸が12.0万円、持ち家が12.6万円、社宅が4.9万円となっています。自己負担の少ない社宅の利用者が多く、持ち家の方も平均値が12.6万円、最大値が20万円と、住居費用に関しては低く抑えている方が多いようです。
参考:
総合商社社員48名の住居タイプごとの平均値は「賃貸」で12万円、「持ち家」で17万円
コンサルティングファーム社員91名の住居タイプごとの平均値は「賃貸」で12.6万円、「持ち家」で15.7万円
リクルート社員21名の住居タイプごとの平均値は「賃貸」で10.4万円、「持ち家」で17.4万円
アクセンチュア社員17名の住居タイプごとの平均値は「賃貸」で12万円、「持ち家」で25万円
毎月貯金や投資に回している金額
毎月貯金や投資に回している金額は、平均値で14.3万円、中央値で10万円です。最小値は0円、最大値は50万円で、OpenMoneyに登録されている同じ年収レンジの層と大きく変わりませんが、全体として、貯金や投資に回している金額は大きいと言えます。
貯金や運用資産のデータについては、次の段落で詳しく見ていきます。
貯金と運用資産
OpenMoneyに登録・掲載されている住友商事社員35名(23歳〜41歳)の平均貯金額は541万円、中央値では350万円となっており、総合商社全体の数値と同様にかなりの高水準であると言えます。
参考:
総合商社社員48名の貯金額平均は716万円、中央値は300万円
金融業界社員74名の貯金額平均は783万円、中央値は285万円
コンサルティングファーム社員91名の平均は554万円、中央値は300万円
外資系IT企業社員24名の平均は509万円、中央値は275万円
リクルート社員21名の平均は507万円、中央値は200万
この貯金額に、「貯金以外の金融資産」を加えた金融資産の合計金額で計算すると、平均の金融資産額は1,149万円、中央値では820万円となります。
(参考:総合商社社員48名の平均は1,242万円、中央値は850万円)
住友商事社員35名中27名が何かしらの投資・資産運用をしている
住友商事社員35名のうち27名(77.1%)が何かしらの投資・資産運用をしています。国内株式や投資信託、米国株など内容は様々で、持株会制度にて自社株への積み立てを行っている方も8名いました。また、国内だけでなく米国や全世界など複数の投資先を活用している方が多く、うまくリスク分散をしながら運用していることがうかがえます。
生命保険の加入状況
住友商事社員35名のうち、生命保険に加入しているのは12名(34.3%)でした。配偶者の有無、子どもの有無別で見ると、配偶者なし(独身)の場合では14名中3名(21.4%)が加入、配偶者あり(既婚)の場合で21名中9名(42.8%)が加入していました。さらに、子どものいる9名のうち、5名(55.5%)が加入しており、結婚・出産とともに保険の加入率が上がっていく自然な形となっています。
お金に対する意識
住友商事社員35名のうち、5名(14.2%)が不動産投資を行っていました。不動産投資を行っている人の割合は他商社も加えた総合商社社員のデータと同水準ですが、その他のお金に関する質問に関しては、住友商事社員は少し興味が低い結果となっています。
各質問項目に対する回答は以下の通りです。
参考:
総合商社48名のうち、不動産投資を行っているのは7名(14.5%)
コンサルティングファーム社員91名のうち、不動産投資を行っているのは13名(14.2%)
リクルート社員21名のうち、不動産投資を行っているのは3名(14.2%)
野村證券社員43名のうち、不動産投資を行っているのは5名(11.6%)
攻めと守りの両方に強い住友商事社員
以上、住友商事社員の実際の年収・資産データから、リアルなお金事情について見ていきました。若いうちから堅実に貯金をしつつも攻めの資産運用も行うなど、高い年収を得ているだけではなく、お金全般に対して高い意識があることがうかがえました。
OpenMoneyでは、今後も各業界や各企業のデータをまとめていきます。また、資産運用・資産形成を中心に、専門家やユーザーへのインタビュー記事なども掲載していく予定です。
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